昔から海外ではサッカーが旅人同士の話題に

昔はサッカーに興味がなく、テレビで試合を見る事もありませんでした。1990年代の中ごろの私の話です。ところが海外を旅していると旅行者同士でサッカーの話題が良く出ますし、みんなでテレビ観戦する場面にも出くわします(おもにヨーロッパからの旅行者と)。そんな私が、サッカーが海外ではNo.1スポーツであると初めて知ったのが、1996年にチュニジアを訪れた時でした。そのとき、私は同じ宿のドイツ人と韓国人の旅行者と、夜に近くのカフェに出かけました。そのカフェはテレビで試合を観戦している地元の人でいっぱいでした。試合はアフリカ大会の準々決勝で、確か地元チュニジアとコートジボワール戦だったのです。

海外旅行中は、テレビのサッカー観戦で盛り上がる? チュニジアの夜のカフェで 海外旅行中は、テレビのサッカー観戦で盛り上がる? チュニジアの夜のカフェで

当時の日本のメジャースポーツは…

チュニジアのゴールが決まる度に、お客たちは大歓声。そんな雰囲気の中ですから、僕らの話も自然にサッカーの話題に。しかしサッカーにあまり興味なさそうな私を見て、ドイツ人が「日本のメジャースポーツは何だい?」と聞きます。すかさず韓国人が「野球だよ」とからかうように答えました。ドイツ人は、「本当か?」と念を押すように聞くので、「そうだよ」と答えると(何しろ日韓ワールドカップ以前の話)、ドイツ人はまるで信じられないように「ハッ、ハッ!」と大笑い。そして私が話に加われないとみるや、韓国人とふたりでサッカー談義に花を咲かせ始めました。

2度目のチュニジアでも…

その2年後の1998年の7月、私は仕事でまたチュニジアを訪れていました。やはりある夜、海辺に近いカフェに行くと、外の座席まで人でいっぱいでした。その夜はフランス・ワールドカップの決勝戦「フランスVSブラジル戦」だったのです。その時も私はまだサッカーに興味がなかったのですが(笑)、気になったのは「チュニジアの人はどちらを応援するのだろう」ということ。というのも、チュニジアはもともとフランス植民地で、外国語もフランス語が一番通じる国。フランスとはつながりは深いのですが、そこから独立したので逆に嫌いと言う事もあるのかなと思ったのです。そんな事を考えながら観戦する人たちを見ていたのですが、全員がフランスを応援していました。私はまだサッカーに疎かったので、チュニジア人選手がフランスのリーグに入っているということも知らなかったのですね。

今ならできるサッカー談義

結果はフランスの優勝。カフェは歓声に包まれました。サッカーをよく見るようになったのは、その数年後。あの時、サッカーを知っていればあのドイツ人や韓国人の旅行者、カフェにいた地元の人たちと話ができたのになあと思います。ちなみに2006年のドイツ大会のときは、私はインドネシアのジョグジャカルタにいました。そのときの話もあるのですが、それはまた別の機会に。