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海外現地発ガイド通信

オスマンの歴史、ここから始まる / トルコ西北部のソユット

掲載日:2018/04/18 テーマ:歴史 行き先: トルコ / ブルサ ライター:オキシマ・ヒロミ

タグ: ふれあい 一度は行きたい 珍しい



ABガイド:オキシマ・ヒロミ

【トルコのABガイド】 オキシマ・ヒロミ
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東京在住。2001年にイスタンブールを訪れて以来、トルコに魅せられて取材を重ね『イスタンブールと西北トルコ』(日経BP社)を出版。2014年秋には南東アナトリア地方を徹底取材する。チグリス川とユーフラテス川上流のメソポタミア地方には聖書縁の地や古代遺跡がたくさん。人気観光国トルコの、主にまだ余り知られていない町や地域を紹介する。

時間の経過とは無縁に羊たちも羊飼いものんびりと過ごしている 時間の経過とは無縁に羊たちも羊飼いものんびりと過ごしている

遊牧民族だったトルコ人のルーツを訪ねて

トルコには地方や田舎に興味深い町がある。古代ギリシャ・ローマ時代の町では立派な遺跡に遭遇することしばしば。そんな中、純粋にトルコ的なもの、元祖トルコとも言うべき貴重な町を発見。それはソユットというエスキシェヒルから北西に約40キロ、ブルサから東南へ約80キロの小さな町。オスマン帝国の始祖であるオスマン一世が生まれた場所であり、まさにオスマン・トルコ帝国発祥の地だ。アナトリアは11世紀にセルジューク朝に支配されており、13世紀前半に最盛期を迎えていた。しかし西からトルコ系の遊牧民がどんどん移動してくるため、セルジューク朝は彼らをビザンツ帝国との国境地帯に住まわせ、防衛させていた。ソユットの地を与えられて任を負わせられたのが、400ものテントで遊牧生活を送っていたエルトゥールルという部族長だった。

 

トルコ発祥の地ソユットに立つエルトゥールルを称える記念碑 トルコ発祥の地ソユットに立つエルトゥールルを称える記念碑

思いがけぬ小さな田舎町がトルコ発祥の地

低い山をいくつも越えて行くと、平らな大地では所々に野菜が植えられ、大きなスイカなども転がっている。右手にひまわり畑が現れたかと思うと羊がたくさん草を食んでいた。父親と息子と思われる男が二人、羊の番をしている。なんとものどかな雰囲気で、オスマン発祥の地のイメージが湧く。しかしソユットはもっと先で、さらに山や谷を越えて行く。急に視界が開け、谷を下ったところにソユットが現れた。南北に細長く、特別どうということのない普通の田舎町だ。中心はエルトゥールル・ガーズィという通りで、細長い町の丁度真ん中を南北に延びている。エルトゥールルはセルジューク朝のスルタンから世襲領地としてソユットを与えられ、ビザンツ帝国を見張って彼らの侵入を防いでいた。この人がオスマン一世の父である。ガーズィは部族長のこと。

 

日本人と判ると皆笑顔で嬉しそうに話しかけてくる 日本人と判ると皆笑顔で嬉しそうに話しかけてくる

日本とトルコの友好の絆は強く、トルコ人はみんな親日派

広場に男たちがたむろしているのはトルコで見られるごく普通の風景だ。どこから来たのか、と声をかけてくる。日本から、と答えると、急に親しげに一緒にお茶を飲んでいけだの、靴を磨いていけだの誘ってくる。靴?といぶかると、なるほど靴磨きのおじさんがいるようだ。こんな田舎町で靴をピカピカにする人がいるのか不思議だが、きっと商売は成り立っているのであろう。エルトゥールルと言えばエルトゥールル号遭難事件が近年、日本でも知られるようになった。1890年にトルコの軍艦が和歌山県沖で沈没し、多くのトルコ人が地元の村民に救出された。この事件はトルコで小学校の教科書に載っているためトルコ人は誰でも知っており、みんな親日派だ。船の名前はエルトゥールル・ガーズィに因んで付けられているので、ここでは特に親日度が高い。

 

町の広場にある美しいタイルで覆われたお浄め場 町の広場にある美しいタイルで覆われたお浄め場

エルトゥールルの息子がオスマン朝を開く

ソユットはかつてビザンツ帝国との境にあり、エルトゥールルは息子のオスマンとここで遊牧しながら周辺の部族と闘って領地を広げていった。彼らに従う遊牧騎士たちも大勢いた。1281年にエルトゥールルが世を去ると、息子のオスマンが跡を継いでオスマン一世と名乗る。彼は非常に有能な統治者となりビザンツ帝国との国境線を次々に破って押し進んでいった。他のトルコ部族もオスマンの元に集まり、やがてオスマン朝が成立する。これが後に地中海諸国をも制圧したオスマン帝国へと発展していくのである。帰り道、道路を悠々と横切っていく羊の群れに遇った。行きに出会った羊たちか、と思ったがそうではない。場所も異なるし羊飼いも違う。のんびりした光景だ。この辺りはエルトゥールルたちが遊牧生活を送っていた頃と変わっていないのかもしれない。

 

羊の群れが道路を横切るときは車もじっと待っている 羊の群れが道路を横切るときは車もじっと待っている

データ

ソユット(Sogut)への行き方:
ソユットへは、ビレジック(Bilecik)という町が起点になる。
イスタンブールからビレジックまではバスで約3時間。
ビレジックからソユットまではバスで約30分、平日は1時間に1本往復している。
エスキシェヒル(Eskisehir)からもソウット行きのバスが出ており、平日は1時間に1本往復している。
観光のメッカであるブルサBursaを起点にするのもよい。ブルサからはバスでビレジック乗り換えとなる。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/04/18)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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