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海外現地発ガイド通信

エーゲ海に浮かぶトルコの島、夢のリゾート地、ボズジャ島


掲載日:2018/02/21 テーマ:リゾート 行き先: トルコ / チャナッカレ

タグ: ビーチ 一度は行きたい 穴場 絶景 癒し


トロイ戦争でギリシャ軍が隠れていた島

エーゲ海のリゾート地として穴場のボズジャ島ビーチ エーゲ海のリゾート地として穴場のボズジャ島ビーチ

トルコはエーゲ海と地中海に面している。ところがトルコの沿岸にある大きな島はほとんどがギリシャ領なのだ。レスボス島やサモス島、ロードス島、キオス島はトルコの目と鼻の先にあるのにギリシャ領だ。そんな中、数少ないトルコの島としてエーゲ海のボズジャ島が知られている。トルコでは憧れの島で、イスタンブール在住の都会っ子たちが夏の休暇を過ごす場所としてトップに挙げられるほど。この島はホメロスの叙事詩で有名なトロイ戦争にも登場している。当時はギリシャ語ではテネドス島と呼ばれていた。木馬の中にギリシャ兵士が隠れてトロイの町の中に入り、人々が寝静まった夜中に木馬から出た兵士たちが合図を送ると、テネドス島で待機していたギリシャ軍が押し寄せてきた。不意を突かれてトロイは滅亡したのである。

古代ギリシャ、ローマ、に支配されてオスマン帝国の領地となる

フェリーは港のある島の最北東へ近づいていく フェリーは港のある島の最北東へ近づいていく

ボズジャ島へはトロイの遺跡と同じ拠点地チャナッカレからバスでゲイクリという町へ。そこからフェリーで渡る。港は島の北東にあり、船が近づくと港の直ぐ上に堅固な城塞が見えてくる。島の歴史は古く、紀元前493年からペルシャ領になり、紀元前334年にアレクサンダー大王に征服され、その後紀元前146年にローマ領となる。城の建設年代は明らかでないが、13世紀半ばにヴェネチア共和国に支配されて建てられたとされている。1445年にオスマン帝国のメフメット二世に制圧され、16世紀にはダーダネルス海峡の入口を監視するために増築された。20世紀前半のギリシャ・トルコ戦争でトルコが勝利したが、島に住んでいた多くのギリシャ人はそのままボズジャ島に留まった。そのため島にはギリシャ正教会があり、キリスト教徒のためにワイン作りが盛んになった。

温暖な気候のため早くからブドウ栽培が盛んだった

民家は港の近くに集まり、海側の丘に城塞が聳えている 民家は港の近くに集まり、海側の丘に城塞が聳えている

島の大きさは43平方キロほど、一番高い所は192メートル。島の南から西へかけて美しい砂浜の海岸が続いている。海水浴場になっている所には海の家があり、ビーチチェアーやパラソルを借りることができる。ハイシーズンのビーチはリゾート客でいっぱいになるので午前中の早い時間から場所取りが始まっていた。島の西端には風力発電機がずらりと並んでいる。サトウキビが人の背丈の倍ほど伸び、オリーブの葉は乾燥してカサカサ。葡萄が育つ環境ではないと思うのだが、この気候に合う葡萄の木をギリシャ人が持ち込んだ。島では紀元前6世紀から葡萄栽培とワイン醸造が行われ、イスラム圏になってもギリシャ人が多く住んでいたためワイン作りは綿々と突けられた。それは今日島の重要な産業になっている。現在はワイン醸造所が3カ所あり、申し込めば見学可能。

心温まる島の人の優しさ

港を囲むようにレストランが並び、葡萄棚でテラスを作っている 港を囲むようにレストランが並び、葡萄棚でテラスを作っている

2010年くらいからボズジャ島には外国人観光客がたくさん訪れるようになった。チャナッカレからの日帰りも可能だが、島には少ないながらもホテルやペンションがあるので一泊してみたい。島の中心は港の一帯で、ワインショップや土産物店もある。レストランはここに集まっており、シーフード料理が美味しい。ちょっと小洒落た店で港の船や城塞を眺めながら食事するのは最高の気分だ。広場の屋台で葡萄を買った。籠に盛られた3房分の値段を払って「旅行者だから1房でいい」と言うと、「じゃ、1房あげるよ!」とお金を受け取らない。折角の厚意なので、有難く頂く。甘い葡萄を食べながら城塞まで登って行くと、港と周辺の素晴らしい風景が広がっていた。青い海に映える白い家。爽やかな風。温か味のある気持ちの良い島。また訪れたくなるボズジャ島である。

データ

港付近にはボズジャ島産ワインを販売する店が集まっている 港付近にはボズジャ島産ワインを販売する店が集まっている

アクセス:
イスタンブールからチャナッカレまでバスとフェリーで6時間ほど。
チャナッカレからは乗り合いバスでゲイクリGeyikliの町の港まで約1時間。
ゲイクリからボズジャ島までフェリーで30分ほど。
フェリーは、夏場は1日4往復、冬場は2往復あり。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/02/21)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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