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海外現地発ガイド通信

エーゲ海の小さな港がとっても可愛らしいアソス


掲載日:2021/02/09 テーマ:遺跡 行き先: トルコ / チャナッカレ

タグ: 穴場 珍しい 歴史


岩場と砂浜があるアソスのエーゲ海

アソス遺跡があるベフラム村から眺める小さな漁港 アソス遺跡があるベフラム村から眺める小さな漁港

トロイの遺跡を見学したあと、次は古代都市だったアソスの遺跡へ行きたいと思った。チャナッカレから真っすぐ南へ下がったエーゲ海に面してアソスがある。世界的には古代都市として知られているが、トルコ人たちにとってはむしろ海。ギリシャ領のレスボス島が目の前を塞いでいるので湾のようになり、エーゲ海の中でも波が静かなビーチがある。古代遺跡の丘の真下は岩場なので、砂浜は遺跡の丘より東側のサズリSazli村の方にある。Sazli辺りにはエーゲ海に沿って高級ホテルが並んでいる。抜群の環境なのにさほど高額ではないので穴場だ。これに対してアソス遺跡の真下にあるのは3星ホテルのシンプルな宿ばかり。アソス遺跡見学はチャナッカレやアイワルクから日帰りで訪れることもできるが、是非ゆっくり泊って海やシーフードを楽しみたい場所だ。

アレクサンダー大王ゆかりの古代都市

「崩れる恐れがあるので石には登らないこと」と注意書きがあるアレクサンドリア・トロアスの遺跡 「崩れる恐れがあるので石には登らないこと」と注意書きがあるアレクサンドリア・トロアスの遺跡

チャナッカレからボズジャ島に寄り、そのまま海岸線に沿って車で一路南へ。途中、湯治場のケスタンボルKestanbolという村を通過するとき、いきなり道端に遺跡のようなものが現れた。驚いて車を降りると、説明書きの看板が立っていた。アレクサンドリア・トロアスAlexandreia Troas というローマ時代の遺跡だった。解説によると、紀元前310年にアレクサンダー大王の総督アンティゴヌス一世が建設した町で、かつて8キロに及ぶ市壁で囲まれていたそうだ。その殆どは見る影もないが一部、きちんとしたアーチが残っている。修理はされてないらしく、今にも崩れそうではあるが、風雨にさらされながら2000年以上も持ちこたえているのだ。あのアレクサンダー大王ゆかりの遺跡がこんな状態で放置されていることに驚いたが、トルコには古代遺跡があり過ぎて、とても手が回らないのだろう。誰も知らない古代遺跡。ガイドブックに載っていない大物遺跡が突如として現れるのが、いかにもトルコらしい。

アソス遺跡の南側に海が、北側に村がある

村で唯一のモスクは古いが手入れが良く、外側と同様に内部もきれいだ 村で唯一のモスクは古いが手入れが良く、外側と同様に内部もきれいだ

やっとアソスが見えてきた。古代遺跡の手前にあるのはベフラムBehram村。村に架かる14世紀のヒュダヴェンディガーHudavendigar石橋はアーチ型で中央が高くなっている。ここを渡れるのは歩行者のみ。橋保存のため並行して車の橋が架けられている。ベフラム村の上方に聳えるのが古代都市アソス。海に面した高台に古代都市が建設され、海とは反対側の山の方に集落が形成された。村は城壁で囲われていたが、その様子は殆ど分からない。ベフラムは保護区域になっているのでモダンな家の建設は禁止されている。村には14世紀に建てられたモスクがあり、修繕を繰り返しながら今も健在だ。アソス遺跡へ行く前に昼食を、とレストランを探す。村の人に聞いてみると、遺跡の真下に港があり、そこにレストランがたくさんあるとのこと。

海辺には雰囲気のあるレストランがずらりと並んでいる

小さな漁船が停泊する脇で、波音を聞きながらいつまでも座っていたい(アソス・リーマン・レストランにて) 小さな漁船が停泊する脇で、波音を聞きながらいつまでも座っていたい(アソス・リーマン・レストランにて)

港と言っても漁港のようで、小さな小舟が船着き場にたくさん停泊している。その前に家族経営の様なホテルやレストランが並び、大変美しい風景だ。レストランでは店の前のショーケースに色々な魚を陳列している。港から水揚げされた新鮮な魚ばかりなので、どれも美味しそう。どこのレストランも岸壁ギリギリにテーブルを並べているので見晴らし抜群。レストランを兼ねたホテルは小ぢんまりとしているが可愛らしい建物ばかり。この辺りだと朝食付きで一泊3500〜5000円程度。こんな美しい所に2〜3日滞在し、毎日おいしいシーフードを食べてのんびり過ごしてみたい。なかなか来にくい場所だけれど、それ故に観光客でごった返すこともなく、自分だけのエーゲ海を見つけた感じだ。トルコのエーゲ海には穴場がたくさんある。

データ

ベフラムの海辺にある小さなホテル、アソス・イルディズ ベフラムの海辺にある小さなホテル、アソス・イルディズ

ベフラム村の海辺にはたくさんのレストランがあり、どこもクオリティが高く、安くて美味しい。
下記はほんの一例なので、少し散歩して気に入ったレストランに入ろう。

アソス・リーマン
Assos Liman
住所:Behram Yolu, 17860

アソス・イルディズ・ホテル・アンド・レストラン
Assos Yildiz Hotel and Restaurant
住所:Behramkale Koyu Iskele Mevkii, 17860
電話:+90 286 721 7025

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2021/02/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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