- 洋子・オーレテン
- 1997年よりトルコ在住。2008年よりイスタンブール在住。イスラム建築や装飾の素晴らしさ、世界三大料理トルコ料理の美味しさ、人々の温かさに囲まれながら、“どんな時でも楽しく”をモットーに日々奮闘中です。
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トルコ人大好き、まん丸ゴマ付きパンのシミット。ゴマがふんだんにまぶされているので、とっても香ばしい
旅の途中でちょっとお腹がすいた時、手軽にパクッと食べられるスナックがあると便利ですよね。トルコ旅行では、そういう旅人の強い見方が、この丸いゴマ付きパン、シミット(simit)です。ちょっと弾力性のある生地の塩味の付いたパンで、これ一個で結構お腹がいっぱいになります。
シミット屋さん。ズラーっと並んだ色々なシミットの中から好みのものを選びます。飲み物は、チャイのほかにジュースやコーラなど、お好きなものをどうぞ
トルコでは、ちょっと小腹のすいた時に食べるおやつとして、また、朝、時間のない時の朝食代わりとして、老若男女皆に親しまれているとっても人気のパンなんです。
最近は町のあちこちにこのシミットを売る、ファーストフード形式の専門店が出来ていて、朝は通勤途中のビジネスマンやOL、通学途中の学生達が、ささっと焼きたてのシミットをテイクアウト。また、ちょっと時間に余裕のあるときは、チャイ(トルコの紅茶)と一緒にイートイン。
こちらはポーアチャ。シミットと並んで人気のパン
このシミット、標準的なのは真ん丸いものなんですけれど、シミット専門店では、中にチーズやオリーブ、ソーセージ、はたまた炒めたお肉、などが入ったものも売られていて、バリエーションも豊か。具入りのものは、丸型ではなく楕円形。そのときの気分によって、色々と試してみるのも楽しそうです。
また、シミット専門店では、シミットの他にも、ポーアチャと呼ばれる塩味の菓子パンのようなものも売られています。ふわふわ・サクッとしていて食べやすく、こちらも人気者。
屋台売りのおじさん。その場で買って、シミットをほおばりながら散策するのも、旅のちょっとした楽しみ
このシミット、元々は道端の屋台で売られているものが多かったんです。最近は、シミット専門店の進出によって、屋台売りがだんだんと少なくなってきているんですけれど、それでも昔ながらのシミット売りは、繁華街のそこここで見かけることが出来ます。小さな屋台車で売っている人が主流ですけれど、中には頭の上に大きなお盆を乗せ、そこに溢れんばかりのシミットを積んで売っている少年、なんてのにも出くわすこともあります。
「シミットはチャイと一緒に」が、トルコスタイル
真ん丸い標準的なのだと、一個約50円ととっても手軽なトルコのおやつ・シミット、旅の散策途中で見かけたら、是非ともお試しを!
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/23)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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