- 洋子・オーレテン
- 1997年よりトルコ在住。2008年よりイスタンブール在住。イスラム建築や装飾の素晴らしさ、世界三大料理トルコ料理の美味しさ、人々の温かさに囲まれながら、“どんな時でも楽しく”をモットーに日々奮闘中です。
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スーパーの店頭にズラーッと並べられた数々のオリーブ油
トルコとオリーブ油って、ちょっと結びつきにくい関係ですよね。でも、トルコの西海岸はエーゲ海なんですよ、と言うと、納得していただけるでしょうか。イメージしにくいかもしれないですけど、トルコはオリーブ油の大産地でもあるんです。もちろん日本にも輸出されています。青い空・青い海、そして温暖な気候のエーゲ海地方には、至る所にオリーブ林があり、その光景は壮観です。
トルコ料理は、オリーブ油をふんだんに使います。野菜のオリーブ油煮、ナスやズッキーニなどのオリーブ油揚げ、ドルマと呼ばれる野菜の詰め物などなど。(ドルマは、お米やハーブをピーマンに詰めたり、キャベツやブドウの葉で巻いたりして、オリーブ油で煮て冷たくして食べるトルコの代表的なお料理)もちろんサラダにも、たっぷりとかけて食べます。旅行中にも、あちこちのレストランでお目にかることになるはずですよ。
エーゲ海地方のどこまでも続くオリーブ林
さすがに産地だけあって、オリーブ油の種類もとっても豊富です。普段使いのものから、高級エキストラヴァージンまで、スーパーに行けば所狭しとオリーブ油が並べられています。中には、タイムやバジルなどハーブを漬け込んだものもあって、見ているだけで楽しくなってきます。お好みに合わせて選んでみてはいかがでしょう。プラスチック製容器に入ったものなら、比較的安心して持って帰れると思いますよ。
もし、エーゲ海地方を旅されるなら、国道沿いでよく見かける、生産農家直売のスタンドでオリーブ油を買うというのもいいですね。これらは、自家製ならではのオリーブの香りがたっぷりな、味の濃いとってもワイルドなオリーブ油です。オリーブ油好きな方にはお薦めです。
ところで、このオリーブ油、トルコでは食べ物以外にも使い道があるんです。ちょっとした火傷にオリーブ油をサラッと塗ると傷口によく効くとか。あと、赤ちゃんや子供のガサついたお肌にうすーく塗ってあげるとツルツルになったりとか。こういう民間療法があるあたり、やっぱりオリーブ油の産地ならではです。
ちなみに、お料理用ヴァージン油は、1リットル・1000〜1500円程。エキストラヴァージン油は、500ミリリットル・1500円前後です。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/11)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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