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海外現地発ガイド通信

ビザンティン帝国時代の貯水池 “地下宮殿”


掲載日:2008/05/02 テーマ:歴史 行き先: トルコ / イスタンブール

タグ: すごい! 遺跡 世界遺産 博物館


宮殿のように豪華な建築の地下貯水槽

幻想的なライトに照らされた地下宮殿 幻想的なライトに照らされた地下宮殿

イスタンブールの旧市街には、通称『地下宮殿』と言われている、ビザンティン帝国時代の地下の貯水池があります。トルコ語では“イェレバタン・サルヌジュ”といって、地下の貯水槽の意味です。ここは、貯水槽でありながら、宮殿と呼ばれるにふさわしい見事なバシリカ建築であるために、トルコはもちろん海外からの観光客にもとっても人気のスポットです。

コリント式の石柱とアーチ状の天井は、まるで宮殿

入り口を入って、階段を地下に下りてまず驚くのが、何本ものコリント式の石柱がずらーりと建ち並んでいること。長さ138m、幅65mの空間に、何と336本もの石柱が並べられているんです。アーチ状の天井といい、まるで宮殿のようです。薄暗くシーンと静まり返った貯水池は、下からライトアップされ、とっても幻想的。この貯水池は、6世紀、時の皇帝・ユスティニアヌス帝によって建設されたと言われています。この貯水池へは、遠く黒海近くのベオグラードの森から水を引いてきていたそうです。

石柱の台座には何故かメドゥーサの首

石柱の台座として利用されている、逆さまにされたメドゥーサの首。髪の毛がヘビの恐ろしい怪物・メドゥーサが、恐い形相でにらみつけています 石柱の台座として利用されている、逆さまにされたメドゥーサの首。髪の毛がヘビの恐ろしい怪物・メドゥーサが、恐い形相でにらみつけています

その後長らく放置され、荒廃してしまった貯水池ですけれど、1984年に修復作業が始まり、底にたまった泥などを掘り出したところ、一番奥の隅の石柱の台座にメドゥーサの首が発見されました。メドゥーサの首は二つあり、一つは真逆さまに置かれたもの、もう一つは横向きに置かれたもの。これらにもライトアップがなされていて、何だか妖しい雰囲気を醸し出しています。メドゥーサの首というと、その恐ろしい風貌から、ローマ時代には建物の魔除けとして用いられてきた形跡があるんですけれど、この貯水池においては特にそういう意味はなく、ただ単なる建築資材として、どこかから持ってこられたものだと言われています。

世界遺産でもあるイスタンブール・歴史地区にあります

こちらは、横向きにされたメドゥーサ こちらは、横向きにされたメドゥーサ

とっても不思議な地下宮殿、イスタンブールの旧市街の世界遺産にも登録されている歴史地区のド真ん中にありますので、宮殿やモスク観光と一緒に訪ねてみられることをオススメします。

【関連情報】

地下宮殿は博物館になっています。
アクセス:路面電車(トラム)のスルタンアフメット(Sultanahmet)駅下車すぐ。入り口は、アヤ・ソフィアの前から西に延びるイェレバタン通り沿い。ツーリストポリスの建物の前。
開館時間:9:00〜17:30
休館日:月曜日
URL:http://www.yerebatan.com/ (トルコ語・英語・フランス語)
TEL:0212-522-1259
入館料:10YTL

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/05/02)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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