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海外現地発ガイド通信

オスマン帝国後期の豪華な夏用宮殿・ベイレルベイ宮殿


掲載日:2009/05/14 テーマ:城・宮殿 行き先: トルコ / イスタンブール

タグ: すごい! 宮殿


アジア側・ボスフォラス海峡沿いに建つ瀟洒な宮殿

オスマン・バロック様式の優美な外観 オスマン・バロック様式の優美な外観

イスタンブールには、オスマン帝国時代の華やかな宮殿がいくつか残されています。今回紹介しますのは、アジア側のボスフォラス海峡沿いに建つ瀟洒な宮殿、ベイレルベイ宮殿。第一ボスフォラス大橋のアジア側の麓に建つ優美な宮殿は、オスマン帝国後期に建てられたスルタンの夏用の宮殿です。良く整備された広大な庭園に囲まれ、ボスフォラス海峡からの爽やかな風に木々が心地よく揺れ、また季節ごとに可愛いお花が咲き誇ります。都会の喧騒をしばし忘れさせてくれる、憩いの場でもあるんです。

元庭園に建てられたオスマン・バロック様式の建物

ボスフォラス海峡側にある門。当時、船での行き来に使われていました。ゴールドの装飾が美しい ボスフォラス海峡側にある門。当時、船での行き来に使われていました。ゴールドの装飾が美しい

ここは、ビザンティン帝国時代の広大な庭園だった所が、オスマン帝国になってからはスルタン所有の庭園となった場所です。16世紀になってからは、この場所に夏の別荘や邸宅が建てられ、スルタン達の寛ぎの場として使われてきました。現在の建物は、1865年に第32代スルタン・アブドゥルアジズが建てたものです。
トルコとヨーロッパの建築様式を巧みに取り入れた豪華な建築は、オスマン・バロック様式と呼ばれます。ギリシャ風の優美で繊細なレリーフが施され、見る者を圧倒します。

各国VIPも滞在しました

大きな木が茂り、春にはパンジーやチューリップが咲く庭園 大きな木が茂り、春にはパンジーやチューリップが咲く庭園

狩り好きなスルタン・アブドゥルアジズは、狩り用の宮殿としても使っていたそうです。また、外国からの迎賓館としても利用されることもあり、セルビア王国皇太子や、モンテネグロ国王、フランスの皇后・ウジェニー・ド・モンティジョなどが滞在しました。そして、第34代スルタン・アブデュルハミト2世は、失脚後から亡くなるまでの間、この宮殿で過ごしたとされています。

ヨーロッパのエッセンスを加えた優美なインテリア

エントランス。豪華なシャンデリアや、優美な天井画。一面に敷かれた絨毯はもちろんヘレケ(ヘレケは、オスマン帝国時代から、有数の高級絨毯の産地) エントランス。豪華なシャンデリアや、優美な天井画。一面に敷かれた絨毯はもちろんヘレケ(ヘレケは、オスマン帝国時代から、有数の高級絨毯の産地)

内部は豪華絢爛、後期オスマン様式の競演です。6つのサロン、24室の部屋があります。イタリアやフランスから輸入された豪華なシャンデリアに照らされたサロンは、あまりもの眩しさに目がくらくらするほど。ゴールドを上手く使ったインテリアは、トルコというよりはヨーロッパの宮殿を連想します。でも、細部の装飾はトルコらしい曲線を描いた繊細なもの。1階中央にあるサロンは、真ん中にプールが設えられたもので、噴水が注ぎ、夏の暑さを忘れさえてくれる趣向です。
いかにもイスラムらしいモスクなどを見慣れた目には、かなりヨーロッパの香りが漂う宮殿に映るでしょう。オスマン帝国がヨーロッパ化を推し進めていた時代の建築です。当時のトルコとヨーロッパ折衷の極意がここにあるような気がします。

【関連情報】

■ベイレルベイ宮殿(博物館)/Beylerbeyi Sarayi Muzesi
住所:Abdullahaga Caddesi 81210 Beylerbeyi Uskudar Istanbul
Tel:0216 321 9320
休館日:月曜・木曜日
開館:9:00〜17:00
入場料:8TL。ただしカメラ撮影を希望の場合は、別途3TL(フラッシュ撮影は禁止)。
館内は、トルコ語と英語のガイドが案内してくれます。
行き方:アジア側・ウシュキュダル(Uskudar)の市バスターミナルより、15番のバスに乗り、第一ボスフォラス大橋を過ぎた、「チャユルバシュ(Cayirbasi)」というバス停下車。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/05/14)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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