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海外現地発ガイド通信

イスタンブールのポーランド人の村・ポロネズキョイ


掲載日:2011/06/01 テーマ:祭り・イベント 行き先: トルコ / イスタンブール

タグ: すごい! イベント 祭り 民族衣装


イスタンブールっ子の人気の保養地

広大な芝生のあるピクニック場。施設によっては乗馬が出来るところもあり。 広大な芝生のあるピクニック場。施設によっては乗馬が出来るところもあり。

トルコ最大の都市イスタンブールには、昔から、周辺国を始め様々な国や地域から色んな民族が移住してきました。経済の発展著しい近年は、仕事を求めてやって来る人たちが多いですが、その昔は政治的亡命なども少なくなかったようです。今回紹介するのは、オスマン帝国時代に、遥かポーランドからトルコへ亡命してきたポーランド人の村。イスタンブールのアジア側にあるポーランド人の村は、19世紀中ごろから今日まで、ポーランドの伝統を受け継ぎながら、トルコの地に根差して生きています。「ポーランド人の村」という名のその村は『ポロネズキョイ(Polonezkoy)』といい、現在はイスタンブールっ子たちの保養地として、とても人気の場所になっています。

大自然の中でバーベキューや 乗馬も楽しめる

ポロネズキョイ特産のサクランボ。6月の旬には、至る所で新鮮なサクランボが売られている。 ポロネズキョイ特産のサクランボ。6月の旬には、至る所で新鮮なサクランボが売られている。

イスタンブールのアジア側にあるポロネズキョイは、豊かな緑に囲まれたのどかな村。ボスフォラス海峡沿いのベイコズという地区より15離れた山の中に位置するため、大都市イスタンブールの喧騒なんてウソのよう。小鳥たちのさえずりが聞こえ、広い牧草地には馬や牛が放牧され、季節季節の果物がたわわに実る、自然豊かな村なのです。イスタンブールの中心地からもさほど遠くないという立地のため、夏場や週末は、そんな大自然を満喫しにやって来る家族連れや若者たちに大人気です。村の郊外には、広大な芝生のあるピクニック場が、あちこちに点在しています。バーベキューをしたり、芝生に寝っころがったり、はたまたサッカーをしたり、馬に乗ったり。一日中ゆっくりと楽しめます。また、村には小さなホテルやペンションなどもあり、カントリーライフを思い存分に楽しめます。

ポロネズキョイ・サクランボ祭り

自家製のジャム色々と、桑の実の直販。ジャムはイチゴやサワーチェリー、イチジクなど。桑の実は甘くって美味しいです。 自家製のジャム色々と、桑の実の直販。ジャムはイチゴやサワーチェリー、イチジクなど。桑の実は甘くって美味しいです。

このポロネズキョイはサクランボの産地でもあって、旬の6月には、村中がサクランボで溢れます。そして、何よりも楽しみなのが、毎年6月に開催される『ポロネズキョイ・サクランボ祭り(Polonezkoy Kiraz Festivali)』です。今年は6月4日から12日の間に開催予定です。お祭りでは、村の広場を中心に色んな催し物が開催されています。村特産の新鮮なサクランボの直売や、村で採れたフルーツで作った自家製ジャムの販売。おばさん達が編んだ手工芸品や木彫りの人形など、村ならではの物が売られています。そして、ハイライトは、ポーランドからやって来た民族舞踊団。週末を中心に、村の中心にある広場で、民族舞踊とコーラスが披露されます。色鮮やかで可愛いポーランドの伝統的衣裳に身を包んだ、華やかな民族舞踊を、イスタンブールのこんな山の中で鑑賞できるだなんて、何とも不思議で面白い体験です。

亡命ポーランド人

『ポロネズキョイ・サクランボ祭り』での、ポーランドからやって来た民族舞踊団。 『ポロネズキョイ・サクランボ祭り』での、ポーランドからやって来た民族舞踊団。

ところで、何でイスタンブールにポーランド人の村が出来たかといいますと。時は18世紀に遡ります。当時のポーランドはロシアを始め周辺国から攻め入られ、分割されるという目に遭います。そんなポーランドを救おうとしたのが、オスマン帝国だったのです。そこで、分割・併合に反対した王侯貴族や軍人たちは、そのオスマン帝国に救いを求め、はるばるやって来たというわけなのです。村には、ポーランド人達の教会もありますし、当時の貴族が住んだ館(ゾフィア・リズィ記念館)が保存されてもいます。館は典型的ポーランド建築なのだそうで、今は博物館となっていて、当時のポーランド人亡命貴族の暮らしがわかるようになっています。

滞在に余裕があれば

村の入口にある、1869年〜1870年建立の「チェストコワ聖母教会」。現在の建物は1914年に建てられたもの。 村の入口にある、1869年〜1870年建立の「チェストコワ聖母教会」。現在の建物は1914年に建てられたもの。

イスタンブール滞在にちょっと余裕があれば、是非とも足を延ばしてほしい、可愛い村・ポロネズキョイ。アジア側の山の中ということで、公共交通機関のアクセスがなく交通の便が良くないのが難点ですが。ボスフォラス海峡沿いのベイコズ(Beykoz)からタクシーで行くしかありません。
村には、メインストリートが1本あり、レストランやカフェ、商店などは殆どこの道沿いに集まっています。レストランの中には、ポーランド料理を出すところもありますよ。また、広い庭のあるお店も多く、自然の中での食事もまた楽しいです。
また、ゾフィア・リズィ記念館(Zofia Ryzy Ani Evi)の開館は、、5/1から10/31の間の日曜日と祭日のみ、11/1から4/30の間の日曜日のみとなっています。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2011/06/01)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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