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海外現地発ガイド通信

イスタンブール発おこもり生活便り


掲載日:2020/06/19 テーマ:癒し 行き先: トルコ / イスタンブール

タグ: ふれあい 素晴らしい 癒し


映画を地で行く現状の中で

4月下旬から始まったトルコの断食月のお楽しみ、Pideピデ。外はカリッ、中はもっちりの食べ応え十分な季節ものパンである。こんな状況だからこそ、私たちの食生活を支えてくれている沢山の人々に感謝したい。 4月下旬から始まったトルコの断食月のお楽しみ、Pideピデ。外はカリッ、中はもっちりの食べ応え十分な季節ものパンである。こんな状況だからこそ、私たちの食生活を支えてくれている沢山の人々に感謝したい。

まだ誰も経験したことのない未曾有のパンデミックが世界中を襲い、程度の差こそあれ地球上の誰もが制限された生活を送っているこの時期、私自身も5月初旬の現在まで約2ヶ月に渡りイスタンブールの自宅で外出自粛生活を続けています。
毎回イスタンブールを中心としたトルコの面白旅行情報をご紹介していますが、飲食店や観光スポットがほぼ全て閉鎖されている昨今のトルコ事情から(6月1日から、飲食店と観光スポットは再オープンすることが決定)今回はトルコにおける外出自粛生活についてお伝えします。
なかなか日本では報道されないトルコの事情を、読者の皆さんに知って頂ければ幸いです。
(トルコの感染状況は2020年5月8日現在で、感染者数13万5,569人、死者数3,689人、治癒患者数8万6,396人と発表されています)

あれよあれよと増えた感染者数

イスタンブールの春の花、藤。スーパーへの買い出しの際、街角に咲く美しい紫色の花にどれほど心癒されたか。 イスタンブールの春の花、藤。スーパーへの買い出しの際、街角に咲く美しい紫色の花にどれほど心癒されたか。

トルコで公式に最初の感染者が確認されたのは、2020年3月11日でした。
その後同月13日にはトルコの学校が休校措置となり、翌週からトルコ教育省による遠隔教育(テレビ、またはインターネット使用)が開始されました。
また各学校独自のオンライン授業も同時に導入され、教育現場における対応は非常に迅速なものでした。
それまでも海外での爆発的な感染状況を鑑みて、国内での蔓延を防ぐため不要不急の外出自粛は謳われていましたが、学校が休校措置に入ったこと、また国内での急速な感染拡大が連日報道され、パンデミックは一気に現実味を帯びてきました。
長くこの国に暮らしていますが、風邪をひいても花粉症でもマスクなど絶対にしなかったトルコの人々が、急にこぞってマスクを着け出したのには、驚きました。

寝耳に水の外出禁止令

全国の自治体が頑張っている。ある区役所はスーパー店頭にボードを設け、長く続くロックダウンで貧窮する区民向けに、有志が出来る範囲で購入した買い物袋を下げられるようにし、助けが必要な区民に届ける仕組みを構築。トルコ人の助け合い精神に拍手! 全国の自治体が頑張っている。ある区役所はスーパー店頭にボードを設け、長く続くロックダウンで貧窮する区民向けに、有志が出来る範囲で購入した買い物袋を下げられるようにし、助けが必要な区民に届ける仕組みを構築。トルコ人の助け合い精神に拍手!

間をおかず、都市間移動の制限が設けられ、国際線フライトも次々にキャンセルされて陸の孤島になっていく一方、ショッピングモールが閉館し、美容・理容室やスポーツクラブ・娯楽施設は休業、公園の利用も禁止、飲食店での飲食禁止(テイクアウトのみ可に)、また各地の遺跡や博物館などの観光スポットも全て閉鎖と、強制力を持つ制限措置は日に日に強まって行き、閉塞感も高まる一方でした。
更に65歳以上と20歳以下の国民に限定して外出禁止令が発令され、いよいよ全面ロックダウンかとどぎまぎしていた4月10日の夜、トルコ政府は外出禁止令を突然発表、発表の2時間後から48時間に渡って一切外出出来ないと知った国民はパニックになり、慌てて買い出しに出た群衆で都市部を中心に大混乱が起きました。
社会的距離もマスクもあったものではない、あれで一気に感染が拡大したと激しい批判にあった政府は、翌週からは数日前から事前発表を行うこととしましたが…。
その後は5月末まで祝日と毎週末が外出禁止と決定しており、私も今ではすっかりこのペースに慣れました。

コロナ以前とコロナ以後

(上)衛生面を考慮し表紙と裏表紙丸ごとカバーにして、読む際に破棄できるように工夫した人気地元紙のアイデアに目から鱗。(下)普段は裸で売られていることが多かった、トルコパン。こちらも衛生面を考慮し、ビニール包装販売が義務付けられた。 (上)衛生面を考慮し表紙と裏表紙丸ごとカバーにして、読む際に破棄できるように工夫した人気地元紙のアイデアに目から鱗。(下)普段は裸で売られていることが多かった、トルコパン。こちらも衛生面を考慮し、ビニール包装販売が義務付けられた。

そんな中、トルコ政府は5月4日に初めて制限措置の段階的な緩和を発表し、少しこの国にも希望の光が見えてきました。
ところで出かけないと人間、物欲もなくなりますね。
関心が向くのは健康管理と食料確保という、至ってヘルシーでシンプルな生活に変わりました。
化粧も一切しなくなり、以前は苦手だった料理も朝昼晩と毎食欠かさず自炊し、出かけるのは平日のスーパーへの買い出しのみで、顔を合わす相手は家族とアパートの隣人ぐらいです。
話す人が限定されているので、自分のトルコ語はおろか、日本語もおかしくなってきたと思うのは気のせいでしょうか。
それでも自然災害のように住環境が破壊されることなく、ネットを通じて大切な人達との交流も叶い、食料品は変わりなくスムーズに流通し、必要なものは何でもネットで揃うという環境で暮らせることの有り難さ!
普段は意識して来なかった自分の生活が、いかに多くの人々に支えられているかということを、パンデミックを通して痛感した方も多いのではないでしょうか。
あともう少し、気を緩めることなく無事に乗り越えていきたいものです。
読者の皆さん、どうかご健康に!!

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/06/19)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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