トルコの伝統菓子「ピシュマニエ」とは?

「ピシュマニエ」をご存知ですか? トルコのお菓子の中でも、食べやすさで日本でも人気のあるお菓子です。色は白もしくはココア味なら薄茶色で、その見た目は「毛糸玉」「綿菓子」「蜘蛛の糸を集めて固めたみたい」「脱脂綿」「まゆ玉」等々といった形容をされているんですよ。トルコのデザートといえば、シロップ漬けの一口パイ「バクラヴァ」や、粘り気の強いアイスクリーム「ドンドルマ」が有名ですよね。それらの激甘デザートに比べて、ピシュマニエは、はるかにやさしい甘さなのです。

不思議な見た目ですが、敬遠するのはもったいないですよ! 不思議な見た目ですが、敬遠するのはもったいないですよ!

砂糖だけの飴菓子よりも繊細な味わいです

飴を温めてどんどん引き伸ばし、糸のように細くして丸めていくというシンプルな作り方ですが、トルコではここに空煎りした小麦粉や溶かしバターも入れるため、日本のいわゆる「綿菓子」よりも、さらにデザートらしい繊細な味わいが加わります。また、ピスタチオなどのナッツがトッピングされていたり、もしくはナッツがくるんであったりするリッチなタイプもあります。ナッツ入りはお値段も少し高くなります。

どんなふうに食べるのが正解?

さて、食べ方です。トルコ土産の箱詰めをもらったとき、私はまず指でつまんでちぎっては口に入れていましたが、どうやらこれだと、せっかくのふわふわした感触を十分に味わえないようです。それでなくても、出来立てではなく箱にぎゅうぎゅう詰めにされていて、しかも運ぶときの振動で、最初よりは繊維がくっついて硬くなってしまっています。よりよい食べ方は、フォークなどで繊維をほぐしながら口に運ぶこと。味だけでなく、ふわふわ、そして最後にわずかに「シャリッ」とした繊維質な歯ざわりを堪能できますよ!

世界の綿菓子、夢の競演もアリかも!

ピシュマニエに似たお菓子は、トルコだけでなくいろいろな国で作られています。韓国の「クルタレ(ヨンスヨムとも)」やマカオの「龍鬚糖」、そして他のアラブ諸国にもあります。私もマカオやシリアで食べたことがあります。よく似ているけど、少しずつちがう味。甘い物好きなら、各国からのこのお土産をずらっと並べて、食べ比べをしてみたいと思いませんか?