イスタンブールに行ったら、必ず行ってみたいレストラン

イスタンブールに行ってみて、意外に物価が高いことがわかって、「ここには長居できないなあ」と思った人も多いはずです。とくに、安くておいしいレストランを見つけられないと、ほとほと困ってしまいます。そこで自炊できる安宿に泊まりながら、長期滞在する人もいますが、トルコは「世界三大料理」の国の一つです。せっかくなので、トルコ料理を存分に味わってみたい。しかし費用は限られている。そんな人におすすめなのが、路地裏にひっそりと店を構える「ロカンタ」です。昼間が営業の中心の店が多く、地元労働者のみなさんが、作業着姿で黙々と食しています。ショーケースには、作り置きのおかずの数々。見ているだけで喉が鳴ります。

イスタンブール旧市街 イスタンブール旧市街

ロカンタで食べられる料理とは?

トルコへは、ツアーの添乗員として何度も行きましたし、イスタンブールの絨毯屋で数か月間アルバイトしていたこともあります。屋台から高級レストランまで知っている僕としては、ロカンタ料理こそ、トルコ料理の見本市ではないかと思っています。それくらい種々の料理が味わえるのです。日本の京都で言えばおばんざい屋、東南アジアではぶっかけ飯屋の類いです。ここでは僕の大好きな料理を紹介しましょう。まずは前菜。トルコ料理はパンに塗って付けるペーストが多くあります。中でもヒヨコ豆のペーストは、ほんのりとした甘さが格別です。フランスパンに塗って食べます。そしてトルコはことのほか、フランスパンがまたうまい。ロカンタでは食べ放題ですので、気にせずパンを食べられるのもうれしいです。

ロカンタの店は、こんな路地を歩いて探す ロカンタの店は、こんな路地を歩いて探す

深淵なるトルコ料理を食べ尽くすまで何年もかかりそう

スープは家庭料理で定番の赤レンズ豆のスープ。豆のスープが充実しているのもトルコ料理ならではでしょう。メインはナスのひき肉はさみ焼。トマトソースがかかっています。ナスもトマトも、トルコは抜群にうまいです。野菜はなんでもうまいですが、だからかどうか、ドイツでは、移民トルコ人の八百屋が多いそうです。トルコから野菜を輸入しているのでしょうか。チーズとほうれん草のロールチキン、小さなロールキャベツ(ラハナ・ドルマス)。これはギリシャやロシア料理にもありますね。なるほどトルコ料理の基本は、ビザンチン料理にあるのです。それが正教の普及とともに東欧やロシアに伝わったのでしょう。ほかにもケバブをはじめ何十種理もあります。1皿の量も多いので。1品+パンだけでも十分です。みなさんもロカンタで、トルコ料理の深淵に挑戦してみてください。食べ尽くすまで、何年もかかりそうですが…。