イスラム教の国トルコ

イスラム圏の中でも一番民主的な国家ともいわれるトルコ共和国。アラブ地域旅行のビギナーに、比較的選ばれやすい国かもしれません。憲法上でも政教分離されているので、熱心な信者ばかりではありません。1日5回の決まった時間の礼拝をしない人もいますし、お酒も売っている店も珍しくありません。ただ、イスラム教で不浄の肉とされる、豚肉を食べる機会は旅行中に一度もありませんでした。ところで、イスタンブールのシンボル的存在、ブルーモスク。この名はあくまでも通称だとご存知ですか。本当の名称は、スルタン・アフメット・ジャミィです。

「ブルーモスク」と呼ばれるそのわけは? 「ブルーモスク」と呼ばれるそのわけは?

もともとは違う目的で建てられた

どうして、「ブルーモスク」とよばれているのでしょうか。その理由が知りたい方は、靴を脱いでモスク内へ入ると、その答えがわかります。私も内部へ入ったとき、ひと目でその理由が分かりました。壁や天井、柱までが、イズニックタイルとよばれる青色のタイルで装飾されていました。花々や植物をモチーフにした、2万枚以上のタイルは見逃せません。青色を基調としたタイルと大理石の白色のコントラストが、とても印象に残っています。この美しい青色タイルから、この愛称で呼ばれるようになったと訪問者は理解するでしょう。

メッカの方向はどうやって探す?

モスク内の足元にはトルコ絨毯が一面に敷かれ、幾何学模様が描かれていました。よく見るとそうではなく、四角形の柄になっているのです。これは礼拝の際に、その四角内に座ってお祈りすると、メッカの方向をちゃんと向くことができるように位置決めしているのだそうです。何とも機能的な絨毯ですね。決められた礼拝時間以外にも、お祈りしている信者も見かけました。この日は天気の良い日だったので、ステンドグラスもきれいにモスク内を照らしてくれていました。また、外観も特徴的で、ミナレット(尖塔)が6本も建ってるのは国内で唯一です。

かわいいスカーフを購入

モスク内へ入る際、スカーフを被るようにいわれました。「郷に入ったら郷に従え」です。持参したスカーフを頭が隠れるように被せて、中を見学しました。後に、グランバザールやその他の店でも、女性用のスカーフを売っているのを見かけました。イスラム圏では女性は頭を含め体を隠す服を着用していますので、スカーフはおしゃれできる数少ないアイテムの一つ。そのため、デザインも様々なものが売られていました。布の柄だけでなく、ふちの刺繍などがかわいくて、自分使用に2枚ほど購入しました。女性への土産に買うのもお勧めです。