皇帝の門から第1庭園へ

イスタンブールのトプカプ宮殿・その1からの続きです。さあ、それではさっそくトプカプ宮殿に行ってみましょう。アヤソフィアの東(向かって右側)の道を歩いて行くと、正面に1478年に建てられた「皇帝の門」が見えてきます。その手前にある美しい小亭は、1728年にアフメット3世によってロココ様式で建てられた「アフメット3世の泉」です。皇帝の門をくぐって、第1庭園に入りましょう。この第1庭園は一般に無料開放されています。その敷地は広く、第2庭園の入口である「儀礼の門」までは5分ほど歩きます。何しろ、スルタンの親衛隊であるイェニチェリ軍団1万人がここに集合していた、というほどの広さですから…。敷地内には、「イスタンブール国立考古学博物館」、「アヤ・イリニ教会」「ギュルハネ公園」などがあります。

トプカプ宮殿といえば、第2庭園への入口となる「儀礼の門」が有名 トプカプ宮殿といえば、第2庭園への入口となる「儀礼の門」が有名

アヤソフィアの原型とも言えるアヤ・イリニ教会

2014年から一般公開されるようになったアヤ・イリニ教会の創建は4世紀。ローマ時代は「ハギア・イレーネ教会」と呼ばれ、アヤソフィアが建築される前はここにコンスタンティノープルの総主教座が置かれていました。532年のニカの反乱では、アヤソフィアと同様にこのハギア・イレーネ教会も焼失しましたが、その後バシリカ様式で再建されました。オスマン朝時代はトプカプ宮殿の一部に取り込まれ、武器庫として使用されていたといいます。入場料は20リラ(約1000円)、イスタンブール・ミュージアムパスで入場可です。しかし、中はがらんとしていて、とくに見るものはありません。

チケットを買っていよいよ入場

第1庭園を抜けると、三角屋根の塔が両脇に立つ「儀礼の門(挨拶の門、送迎の門とも)」が見えてきます。トプカプ宮殿の写真で、よく使われている門ですね。ここからいよいよトプカプ宮殿の本体です。右側にチケット売り場があるので、そこで入場券(大人25リラ=約1250円)を購入しましょう。シーズン中の朝はすごい行列になっていることがあるので、クレジットカードが利用できる自販機(こちらは空いている)か、ミュージアムパスを利用すると並ばなくていいでしょう。有料ですが、日本語の音声ガイドも借りることができます(20リラ=約1000円)。ツアーでガイドさんがいるのでなければ、音声ガイドがあったほうがいいでしょう。(その3につづく)