お腹いっぱいになるほどの“お宝”が

イスタンブールのトプカプ宮殿・その4からの続きです。「宝物庫」では、各国の君主から献上されたり、スルタンが作らせた「オスマンの至宝」が、4室に渡って展示されています。最も有名なのは、3つの大きなエメラルドが付いた「トプカプの短剣」でしょう。「スプーン屋のダイヤモンド」は、世界最大級のダイヤモンドを49個のダイヤが取り囲んでいるという逸品です。名前の由来は、この原石をスプーン職人が3個のスプーンと交換して手に入れたことからだとか。他にも「世界最大のエメラルド」などがありますが、これだけ宝石が続くと、見ていて途中でお腹いっぱいになることでしょうね(笑)。

海峡を見渡しながら食事ができる、第4庭園の奥にある「マルマラ」レストラン 海峡を見渡しながら食事ができる、第4庭園の奥にある「マルマラ」レストラン

イスラムの聖遺物を集めた展示室

第3庭園には、ほかにも重要な展示室があります。それはイスラムの聖遺物を集めた展示室で、イズニックタイルで覆われたこの部屋は、宮殿の中では神聖な場所でした。預言者ムハンマドのヒゲや剣などがありますが、これらはセリム1世が、イスラムの聖地であるメッカやメディナを征服した後に手に入れたものです。隣は世界から集めた時計のコレクションの部屋。第3庭園の中央にある建物は、「アフメット3世の図書館」で、スルタンはここで読書をしていました。

キオスク(東屋)が点在する第4庭園

さあ、いよいよ最後の第4庭園です。ここの見どころは、いくつかあるキオスク(東屋)でしょう。左奥にある「バクダード・キオスク」は、ムラート4世のバクダード征服を記念して1639年に建てられたもの。中のイズニックタイルがすばらしいです。その向かいには、泉のある「レバンのキオスク」があります。このキオスクの下辺りから庭園は傾斜し、裏の出口がすぐ近くに見えます。

かつてのスルタンの東屋がレストランに

第4庭園の右側、マルマラ海に面した斜面には、ヨーロッパの建築様式が取り入れられた19世紀の「メジディエの東屋」があります。この階下は現在レストラン「コンヤル」となっており、マルマラ海を見渡しながら食事ができるようになっています。メイン料理は2000円ぐらいで、きちんと食事するとそれなりの値段になるので、カフェ利用でもいいかもしれません。ここのテラスは眺めがいいので、絶好の撮影ポイント。いつも「写真を撮ってください」と頼んでいる観光客でにぎわっていますよ。さあ、お疲れ様でした。ここまで来ると、「もう観光は疲れた」という気にもなりますが、イスタンブールにはまだまだ観光名所はたくさんあります。それでは、楽しんで行って来てください!