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無料で見られる、イスタンブール旧市街に残るローマ時代の史跡へ行ってみよう! 前編


掲載日:2016/04/22 テーマ:遺跡 行き先: トルコ / イスタンブール

タグ: 街歩き 穴場 史跡


イスタンブール市内に残るローマ時代の史跡

町の中心部にひっそり残るマイルストーン。脇には各地への距離数が。 町の中心部にひっそり残るマイルストーン。脇には各地への距離数が。

現在のトルコ共和国の都市イスタンブールに、古代ローマ帝国の都がローマから移されたのは紀元330年のこと。それまで小さな都市だったビザンティウムは、その名もコンスタンティノープルに替わり、以降は首都らしく立派な建物や神殿で飾られるようになりました。都としては東ローマ(ビザンツ)帝国滅亡まで、1000年も栄えたのです。その後、支配者はオスマン帝国に移りましたが、その間の1000年間に建てられた建築物は、今でもイスタンブールの各所に残っています。今回はそうしたローマ時代の史跡のうち、入場料を払わなくても見られるものを紹介して行きます。

かつてはローマ時代の競馬場だったヒッポドローム

その代表的なものと言えば、旧市街の中心部スルタンアフメット地区にある「ヒッポドローム」でしょう。現在はブルーモスク前にある細長い広場ですが、ここはかつて、二輪戦馬車のレースが行われていた競馬場でした。この戦車競争は、映画『ベン・ハー』でもおなじみの、ローマ時代に人気の競技。当時の観客席は取り払われてしまいましたが、トラックの中央を飾っていた3本のオベリスクが今もここに残っています。中には破壊にあって無惨な姿になっているものもありますが…。この広場は無料で開放されています。これは、たびナレの別項「無料で見られるイスタンブールのおすすめ観光地・ヒッポドローム」にも書いたので、より詳しく知りたい人はそちらを参照下さい。

都市の起点を示した「マイルストーン」

このスルタンアフメット地区の真ん中に、路面電車が走る通りがあります。その通りは旧市街のランドマークであるアヤソフィアの前でカーブしていますが、そのカーブの内側に小さな石柱が建っています。目立たないのでよく探さないとわからないかもしれませんが、歩道沿いにありますよ。これがローマ時代に建てられた「マイルストーン」です。この石柱は「コンスタンティノープルから○○マイル」などと距離を示す時に、町の基点となるゼロポイントとしてここに建てられたのです。掘り下げられた場所にあるのは、1000年前の地面がずっと低かったことを表しています。

現存するイスタンブール最古の建造物、「チェンベリタシュ」

ここから路面電車で西へひと駅行くと「チェンベリタシュ」駅ですが、その前の広場に1本の大きな円柱が建っているのが目に入るでしょう。「チェンベリタシュ」とは「焼けた円柱」の意味で、この円柱の表面が焼けて黒ずんでいることから付けられた名前です。これは330年の遷都を記念してコンスタンティヌス帝によって建てられた記念柱で、正しくは「コンスタンティヌの記念柱」といい、“イスタンブールに現存する最も古い建築物”だとか。塔の上には皇帝の像が建っていたそうですが、1000年頃に落下して多数の死傷者を出したといいます。(後編につづく)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/04/22)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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