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海外現地発ガイド通信

色の魔術師がたくさんいるエーゲ海の町アラチャトゥ


掲載日:2019/05/12 テーマ:観光地・名所 行き先: トルコ / イズミール

タグ: かわいい キレイ 一度は行きたい 街歩き


ヨーロッパのどこにもない個性的な町

プランターも額も奇抜な色で道行く人の目を楽しませてくれる プランターも額も奇抜な色で道行く人の目を楽しませてくれる

こんなに色が溢れている町って、他にあるだろうか。赤、青、黄色、緑、紫、オレンジ、ピンク、などなど。レストランやカフェ、ショップでは店の看板、ドア、窓枠、椅子、テーブルクロス、クッションなどに様々な色が使われている。ここは西南アナトリア、エーゲ海の小さな町アラチャトゥだ。細い道にテーブルが並び、どこも可愛らしく飾り立てている。壁に吊るされた植木鉢からこぼれる花も色を加えている。テーブルに小さな花瓶を置いて、もう一つ余分に色を演出している店もある。鮮やかな皿やグラス、原色をそのまま大胆に使う。こんなに色がバラバラなのに、何故この町はチグハグに見えないのだろう。全てが計算されてのことなのか、それともこの町には色の魔術師がいるのだろうか。

ギリシャ人によって出来上がったギリシャ風の街並み

ブーゲンビリアの葉は緑を、花は赤を演出してくれる ブーゲンビリアの葉は緑を、花は赤を演出してくれる

アナトリアには紀元前からギリシャ人が住んでいた。オスマントルコの領土になったのは14世紀のことで、先住のギリシャ人との共存が始まる。更に、西南アナトリアには18世紀頃から次第に多くのギリシャ人が移住してギリシャ文化を持ち込んだ。彼らはブドウを栽培してワインを造り、風車を建てて小麦粉を挽き、パンを焼いた。第一次世界大戦後にギリシャとトルコの間で起こった戦争の結果、1923年にローザンヌで調印されたギリシャ王国とトルコ共和国との取り決めにより、住民交換が始まる。西南アナトリアに住んでいたギリシャ人がギリシャへ戻り、空いた町にはギリシャに住んでいたトルコ人が入って来た。アラチャトゥはそんな町の一つ。それ故に今もギリシャ人時代の街並みが保存され、独特の雰囲気を創り出している。

古くから「風の通り道」と言われていた町

一番手前の風車はカフェになっていてバルコニーからの眺めが抜群 一番手前の風車はカフェになっていてバルコニーからの眺めが抜群

アラチャトゥの意味は「虹色の屋根」だそうだ。風が吹くと色とりどりの洗濯物が家々の屋根に吹き飛んで虹色に見える、ということらしい。一説ではオスマン時代にこの辺りを支配していたアラチャトゥという一族に町の名が由来しているとも言われている。何はともあれ風の町だ。アラチャトゥはチェシュメ半島がエーゲ海に突き出す首の部分の真ん中に位置し、北にも南にもエーゲ海がある。そのため常に南北に風が流れており、“風の通り道”と呼ばれるようになった。家々は夏場の暑さを凌ぐため日差しを避けて北向きに建てられ、南北に延びて風通しの良い道が何本も造られた。ギリシャ人が建設した風車のうち4基が今も大切に保存されている。風車のある高台まで登っていくと、アラチャトゥの町が見おろせる。

町全体がまるでギャラリーのように見応えあり

合わないだろうと思う紫とオレンジも上手にコーディネイト 合わないだろうと思う紫とオレンジも上手にコーディネイト

風車は旧市街の北西端にあり、町の観光はこの辺りから始まる。風車の見学が終わったらそのまま南北に走るUgur Mumcu通りを下っていこう。直ぐに土産物店が現れ、賑やかな観光地になってくる。突き当りを左に折れるとケマルパシャ(Kemalpasa)通りになり、この道は東へ長く続いている。タイルで作られた町の地図がある角を右折して1005.sk路地を南へ。この道は細くてテーブルを置けないため土産物店だけが並んでいる。先に進むと小さなモスクが現れる。モスク前の広場では毎週土曜日に野菜果物の市が立つそうだ。道をKemalpasa通りまで戻ろう。Kemalpasa通りにはカフェやレストランが多く、どの店にも色が溢れている。巧みに色を操るテーブルセッティングのうまさに、ただただ感心するばかり。やはりこの町には色の魔術師がいるようだ。

データ

この飾り付け、ハチャメチャな感じもするがなんとなく許されちゃうし惹きつけられもする この飾り付け、ハチャメチャな感じもするがなんとなく許されちゃうし惹きつけられもする

アラチャトゥへの行き方
イズミルが拠点になる。
1.市内より
イズミルのバスステーション(オトガル)よりチェシュメ行きのバスに乗り、途中のアラチャトゥで下車。チェシュメ行きのバスは毎日6時半から21時まで、1時間に1本の便がある。所要時間は45分ほど。
2.空港より
イズミル空港からチェシュメ行きのバスが出ている。空港バスでチェシュメまで約1時間。そこからアラチャトゥ行きのバスに乗り換える。所要時間は20分ほど。

旧市街は小さいので散策だけなら2時間もあれば十分だが、せっかく来たのだからお茶を飲んだり食事をするなど、時間をかけてゆっくり滞在したい。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/05/12)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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