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海外現地発ガイド通信

新・世界遺産ギョベクリテぺで新石器時代の古代人に想いを馳せる旅


掲載日:2019/11/29 テーマ:世界遺産 行き先: トルコ / シャンルウルファ

タグ: ロマン 遺跡 素晴らしい


2018年に世界遺産登録されたばかりの、ギョベクリテぺ遺跡へ

圧巻の「ギョベクリテぺ遺跡」。保存状態を良好に保つため屋根が取り付けられ、ビジター用の通路も整備された。 圧巻の「ギョベクリテぺ遺跡」。保存状態を良好に保つため屋根が取り付けられ、ビジター用の通路も整備された。

今回は、イスタンブールから飛行機で約2時間弱、トルコ南東部はSanliurfaシャンルウルファ県をご紹介します。
トルコには2019年現在18箇所の世界遺産がありますが、2018年に登録されたトルコで一番新しい世界遺産が、シャンルウルファの「Gobeklitepeギョベクリテぺ遺跡」です。「太鼓腹の丘」という意味の高台にあるこの遺跡に対し、トルコ政府は世界遺産登録を記念した2019年の今年を”ギョベクリテぺ年”と定めました。まさにトルコで旬の世界遺産が、今内外の観光客の注目を集め始めています。
まずは「ギョベクリテぺ遺跡」手前にあるビジターセンターを訪ねて、前知識をインプットしましょう。当時の遺跡周辺の様子を予想した壁面イラストや、大スクリーンで観る遺跡解説映像が、太古のロマンを感じさせてくれます。

”世界最古の神殿”に、古代人の深い叡智と高い芸術性を見る

T字型の柱には、様々な動物のモチーフが用いられたレリーフや彫刻がいっぱい。なんと躍動感溢れるデザインだろう。 T字型の柱には、様々な動物のモチーフが用いられたレリーフや彫刻がいっぱい。なんと躍動感溢れるデザインだろう。

遺跡は、A、B、CとDというそれぞれ円形のセクションから成っています。
各セクションは、石垣に埋め込まれたT字型の柱数本がぐるりと円を形成していて、さらに中央広場にはT字型の柱が向かい合わせに建てられているという、なんとも不思議な佇まい。ギョベクリテぺ遺跡が発見されてから、ここでは宗教的儀式が行われていた可能性が示唆され、これは当時の考古学界を震撼させるものでした。
なぜなら、農耕が始まり人々が定住生活を始めてから、宗教的な信心が起こったというのが歴史の定説だったのが、ギョベクリテぺ発掘により、1万2千年前の狩猟採集生活において既に信心が存在しており、人々は儀式のため一箇所に集まり、定期的に食糧調達の需要が生まれて農耕が始まったという真逆の説が浮上したからです。
人類が辿った歴史的進歩が、ギョベクリテぺにより一気に覆されたのです。

「シャンルウルファ博物館」も見逃せないスポット

珍しく遺跡三昧コラムとなったが、旅の楽しみは「食」!シャンルウルファと言えば、Urfa Kebabiウルファ・ケバブとCigerジエル(レバー)。臭みが全くなく、こんなにも柔らかい! 珍しく遺跡三昧コラムとなったが、旅の楽しみは「食」!シャンルウルファと言えば、Urfa Kebabiウルファ・ケバブとCigerジエル(レバー)。臭みが全くなく、こんなにも柔らかい!

新石器時代にこれほど高い技術を駆使して神殿らしき建物が建立されていた事実に、古代人の叡智の深さを思い知らされます。また遺跡に林立するT字型の柱には、動物たちのモチーフや文様が生き生きと彫られているのも、当時の人々の芸術性の高さを伺わせます。
遥か昔の古代人が確かにこの地に生き、彼らの生活の証をここに遺して行ったと思う時、1万年以上の時を超えた人類の営みの尊さを感じずにはおられません。
「ギョベクリテぺ遺跡」を堪能したら、是非市内中心部に戻って「Sanliurfa Muzesiシャンルウルファ博物館」にも足を伸ばしてみて下さい。ここでは、ギョベクリテぺ遺跡から発掘された出土品がずらり。それ以外にも、旧石器時代から鉄器時代への人類の進化が、豊富な展示物でわかり易く学べる、非常に見応えある博物館です。
新・世界遺産「ギョベクリテぺ遺跡」のあるシャンルウルファ へ、是非お出掛け下さい!

関連情報

「シャンルウルファ城壁」近くの展望台からの、シャンウルファ市内ののどかな眺め。楽しい旅を! 「シャンルウルファ城壁」近くの展望台からの、シャンウルファ市内ののどかな眺め。楽しい旅を!

・「ギョベクリテぺ遺跡」へのアクセス
イスタンブールからシャンルウルファ へは、各航空会社のフライトが就航。
シャンルウルファ市内からレンタカー、またはタクシーをチャーターし、約20分の行程(ツアーもあり)。
遺跡敷地入り口にはビジターセンターとカフェ、ミュージアムショップが併設されている。
ここ発着のシャトルバス(時間は不定期。乗客が一杯になれば運行する)に乗って坂道を登ること約1分、目を引く白いテント屋根前に到着。
ここが「ギョベクリテぺ遺跡」である。
(ギョベクリテぺ案内ウェブサイト・英語)
https://muze.gov.tr
(注)トップページにギョベクリテぺ遺跡有り、そこからさらに飛んでシャンルウルファ博物館へもアクセス可)

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/11/29)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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