ウイスキーを使ったデザート?

「イギリスにうまいものなし」。よく言われる言葉ですね。しかし同じイギリスといっても、スコットランドの食文化はイングランドとは少しちがいます。日本に例えれば“東北地方”といえるスコットランドは、北国のおいしいものがいっぱいです。もちろんデザートも然り。スコッチウイスキーをたっぷりと使った大人のデザート、「クラナカン(クラナハンとも)」をご紹介しましょう。

かわいい見た目とは裏腹な、スコットランドのオトナデザート「クラナカン」 かわいい見た目とは裏腹な、スコットランドのオトナデザート「クラナカン」

こんな簡単な作り方でできるなんて!

材料はいたってシンプルです。3人分作るとして、オートミール大さじ3、砂糖適量(ブラウンシュガー、はちみつでも)、ホイップクリーム200ミリリットル(マスカルポーネかヨーグルトなどでも)、ベリー類200グラム(ラズベリー、ブルーベリー、いちごなど)そしてウイスキーです。オートミール(あらかじめ炒っておくと香ばしい)と砂糖を火にかけ、砂糖が溶けたら冷まして、他の材料と混ぜ合わせるだけ! ホイップクリームは、他の具材と絡みやすいようにややゆるめに泡立てておくのがコツです。グラスに盛りつけるときは、ベリー、クリーム、オートミールを層になるように順番に重ねていくと、横から見たときキレイですよ。

かわいい顔して侮れない「小悪魔」のようなデザート

いわゆるフランス菓子でよく使われるお酒は、ブランデーやラム、またはキュラソーなどのリキュール類が中心ですが、さすがウイスキーのご当地スコットランド。驚くほどのウイスキーを入れてしまうレシピが多いのです。目安としては1個につき大さじ一杯くらいですが、もっと入れるレシピもあります。パフェのようなかわいい見た目にだまされてはいけません! アルコールに弱い人はくれぐれも気をつけてくださいね。私などはお酒が好きなので、さんざん本場のスコッチウイスキーを楽しんだあとで食後のデザートとしてこれが出てきても、ちっともウイスキーを感じませんでしたが…。アイスクリームの気分で食べ始めると、白い部分はすべて生クリーム(もしくはチーズであることが多い)なので、思ったよりお腹に溜まりますよ。

イギリスでデザート食べ比べもいいですね

クラナカンとそっくりに見えるイングランドのお菓子で、「イートン・メス」といういちごのデザートがあります。これはホイップクリームの中に、いちごと焼いたメレンゲを入れ、いちごのソースをかけるものです。アルコール分はゼロなので子供にも安心。イートン・メスが誰にでも愛されるさわやかなデザートなら、クラナカンは、食べる人を選ぶ通好みのデザートといえるかもしれませんね。あなたはどちらがお好みでしょうか?