地元に愛され旅行者に人気の博物館へ

エディンバラの「スコットランド国立博物館」は、旅行者にたいへん人気の高い博物館です。もちろん地元の人も来ていますが、無料(寄付歓迎)ということもあって、旅行者の姿も数多く見られます。ここは、二つの建物が隣接していて、建築・展示物ともに好対照を成しています。悪天候の日が多いエディンバラで、急に冷たい雨や風に立ち往生したとき、ここへ避難してゆったりとした半日を過ごすのもいいですよ。

スコットランド国立博物館でおすすめなのは、「クローン羊のドリー」と、レストラン?! スコットランド国立博物館でおすすめなのは、「クローン羊のドリー」と、レストラン?!

二つの展示館の特徴は?

二つの展示館は内部でつながっています。東側の建物は、自然史や科学技術、世界中の文化の紹介、生物の進化などについての展示が主要な展示になっています。対する西側はスコットランドの歴史を年代を追って紹介していく形式で、こちら側だけを「スコットランド国立博物館」とは区別して「スコットランド博物館」とも呼ぶそうです(多くの人は両方まとめて国立博物館と呼び習わしているようですが)。エディンバラに来るとひしひし感じるのですが、スコットランド人の郷土愛は本当に熱いのです。この西館をまわっていても、やはりスコットランド人のプライドと愛情を感じました。

世界一有名な「羊」と突然の対面!

とにかく展示物がいっぱいの博物館ですから、記憶に残る展示は人それぞれだと思います。私が展示物の中で一番興奮したのは、「クローン羊のドリー」でした。私はここに展示されていることをいっさい知らずに見学に来たため、思わず「あっ、ドリーだ!」と声を上げてしまいました。世界初の哺乳類の体細胞クローンとして世界中で話題を呼んだ、羊のドリー(1996年〜2003年)のことです。そういえばドリーは、ここエディンバラ郊外のロスリン研究所で生まれ育ったのでした。剥製になったドリーの表情は穏やかそのもの。自分の命がかつて世界中の注目を集め、議論を巻き起こしたことなど知るはずもないといった、無垢な姿でした。

レストランは絶対おすすめです!

さて、見学とセットで楽しんでいただきたいのは、西側(スコットランド博物館)の最上階にある展望レストラン「タワーレストラン」です。あまりにもそっけないエントランスの外観にはとまどいますが、勇気を出して入ってみると、そこは本格派モダンスコティッシュ料理を供するすばらしいレストランなのです。よくあるミュージアムカフェとはレベルが段違いです! 私は食事と一緒にミネラルウォーターを頼みましたが、スコッチウィスキーの「グレンリベット」銘柄の炭酸水だったことには感激しました。博物館で遊んだついでに立ち寄るというより、完全にここのお料理目当てにやってくるというほどのおいしさです。ショーン・コネリーも通うというこの一流レストランは、博物館見学と同じくらいのすてきな思い出になることでしょう。ランチだけでなく、アフタヌーンティーやディナーも営業しているので、旅行プランに合わせて是非どうぞ。