見学には必ず現地ツアーに参加します

「リアル・メアリー・キングズ・クローズ」の見学の手段は、現地ツアーに参加するのみです。3月30日から10月31日までは10:00から21:00、11月1日から3月29日までは10:00から17:00(金・土は21:00まで)、毎日20分おきに出発します。非常に人気があり、夏の観光シーズンには当日の予約が埋まってしまうこともあります(私も予約に行った翌日のツアーしか取れませんでした)。スケジュールには余裕を持って行きましょう。

ちょっと怖いけど面白い、エディンバラ「リアル・メアリー・キングズ・クローズ」(その2) ちょっと怖いけど面白い、エディンバラ「リアル・メアリー・キングズ・クローズ」(その2)

入り口ではお土産を見たり予習をしたり

入り口はお土産物のショップにもなっており、ツアーがスタートするまでの時間をつぶすことができます。ペスト菌をかたどったぬいぐるみなど(真っ黒で意味不明な姿ですが)、ここでしか買えないような謎土産も販売されていました。この地下都市を模型にしたものが置いてあり、また、ビデオでの説明(英語)も流しています。内部は撮影禁止なので、自分がこれから歩く地下の構造がどうなっているのか、待ち時間に予習しておくといいですよ。

いよいよツアースタート!

入り口で順番を待っていると、先発の団体がツアーを終えて出てくるところとかち合います。先発参加者の皆さんの表情は、とても満足そう。みんな例外なくニッコリしているのが印象的です。これはきっとかなりの満足度だ…と期待しながら、いざ地下世界へ。ツアーガイドさんは往時を再現したコスチュームをまとい、英語で懇切丁寧な解説をしてくれますが、いかんせんスコットランド訛りがきつくて、私にはなにを話しているのかさっぱり理解できません。日本人観光客がもっと増えて、日本語オーディオガイドができることを切望しました。

当時の貧しい生活ぶりに仰天

地下世界といっても、ここが町として成立していた時代はもちろん地下ではありませんでした。ペストの流行で町ごと埋め立てられたあと、地上にはすでに新しく市街地が作られているため、地下の暗闇を歩くことになるのです。家畜と一緒に暮らしていた家や、寝室や台所など、人々の家が復元された箇所をめぐります。どの場所を見ても「こんな狭苦しいところに家族が住んでいたとは」と唖然とするような貧しい生活ぶりが窺えます。中でも、ペストにかかって家族からも捨てられ、この路地をさまよいながら死んだ少女アニーの霊を慰めているコーナーには、世界各国からの供養のぬいぐるみが山と積まれ、不思議な恐ろしさがありました。(その3に続く)