お宝続々の美術館へ!

スコットランド国立美術館は、エディンバラの新市街に建つ、充実した展示の美術館です。私も行ってみるまでは、こんなにすばらしいコレクションをそろえているとは知りませんでした。アート好きな人は絶対に訪れるべき美術館の一つといえます。広々とした内部空間は、赤や青などはっきりとした色の壁紙によって各展示室を区分けしてあり、名作が十分にスペースを取って展示されているのです。「ここに所蔵される美術品は幸せだな」と思えました。

国立スコットランド美術館は大充実の収蔵品なのに、とってものどかです! 国立スコットランド美術館は大充実の収蔵品なのに、とってものどかです!

フェルメールの前に、誰も立ち止まっていない…!

1859年に開館した歴史ある美術館で見たのは、マネ、ゴッホ、ゴーギャン、エル・グレコ、レンブラント、ボッティチェリ、そしてフェルメール……いずれもすばらしい作品ぞろいです。ヨーロッパ美術の真髄を一挙に目にした感動、それだけでも十分なのに、日本(とくに東京)の美術館とちがって人だかりが皆無であることにも感激しました! 人波に揉まれ、人の頭越しにせわしなく名画を見なければならない日本の美術館を思い出すと、天国としかいいようがありません。「フェルメールの前に、誰一人、人がいない……」。このときほどエディンバラ市民が羨ましくなったことはありませんでした。しかも入場料無料(寄付歓迎)、写真撮影可という太っ腹!

旅人同士、ひとときのふれあい

私も、これ幸いとクラナッハの絵にうんと近づいて細部をカメラに収めたりして、ふだん日本ではできない贅沢を堪能していました。すると、中南米の人らしき女性が声をかけてきました。「この絵と私の記念写真を撮ってくれませんか?」。彼女が選んだのはレオナルド・ダヴィンチの絵。私が撮ってあげるととても喜び、お礼に私の写真も撮ってくれると言うのです。私は別に名画とともに写りたいという気持ちはなかったのですが、彼女の気持ちがうれしかったので、お願いしました。ものすごくブレていましたが、ダヴィンチの横でにっこりしている、私の来館記念写真となりました。

名作鑑賞後、市民の憩いの場を散歩するのもよし

美術館はプリンシズ・ストリート・ガーデンズという大きな公園に面して建っています。そのため、この辺りは市民の憩いの場。世界の第一級品のアートを見たら、外へ出て公園の美しい風景の中を歩くのもいい気持ちです。新市街のプリンシズ・ストリートは購買意欲を刺激するショップが建ち並びますが、美術館と公園お散歩のコースなら、ぜんぜんお金を使わずに心が満たされますよ!