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海外現地発ガイド通信

中村俊輔、水野晃樹のいるグラスゴーで、伝統的なスコティッシュフットボールに触れる


掲載日:2008/09/09 テーマ:サッカー観戦 行き先: イギリス / グラスゴー

タグ: サッカー スタジアム


英国で最も美しいビクトリア朝様式の町として名高いグラスゴー

セルティックパークの外観。少し危険なエリアにあるので、試合のない日は要注意 セルティックパークの外観。少し危険なエリアにあるので、試合のない日は要注意

久しぶりのイングランド編だが、今回は08-09シーズン開幕直後ということもあり、中村俊輔と水野晃樹のいるスコットランドに飛んでみたい。スコットランドの首都はエジンバラ(Edinburgh)だが、フットボールはグラスゴー(Glasgow)を抜きに語れない。
グラスゴーはおよそ60万の人々が住むスコットランド最大の都市。ロンドンからは飛行機で1時間足らずだが、車や列車でも移動できる範囲だ。一見、さびれた北の町という印象だが、「英国で最も美しいビクトリア朝様式の町」として名高い。グラスゴー大聖堂や天才建築家、チャールズ・レニー・マッキントッシュが手がけたザ・ライトハウスなどは観光名所として知られる。ロンドンのような大都会に比べると人々は人情味に厚い。日ごろの喧騒を忘れるにはいいところだろう。

ハンプデンパークではジダンが豪快なボレーを決めた!

非常に見やすく雰囲気のいいスタジアム。サポーターとの一体感も抜群だ 非常に見やすく雰囲気のいいスタジアム。サポーターとの一体感も抜群だ

グラスゴーには3つの有名なスタジアムがある。1つはスコットランドのナショナルスタジアムである「ハンプデン・パーク(Hampden Park)」だ。2002年5月のUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝、レアル・マドリッド対レバークーゼン戦が行われた場所としても知られる。この試合であのジネディーヌ・ジダンが決めた目の覚めるようなボレーシュートは後世に語り継がれるだろう。この競技場はかつては10万人を超える収容を誇ったが、今や5万2500人。スコットランド2部リーグに所属するクイーンズパーク(Queenspark Football club)という小さなクラブの本拠地になっている。

セルティックパークとアイブロックスで2つのクラブの違いを肌で感じる

3シーズン前のリーグ優勝決定試合。盛り上がりは最高潮に達した 3シーズン前のリーグ優勝決定試合。盛り上がりは最高潮に達した

2つ目が、中村俊輔と水野晃樹がプレーするセルティック(Celtic Football club)のホーム「セルティックパーク(Celtic Paek)」。収容規模は約6万人。見やすさと臨場感、全体の雰囲気は抜群だ。グラスゴー・セントラル駅からバスで15〜20分程度で行ける距離にあり、試合日は緑と白の横じまのユニフォームを着たサポーターの後をついていけば問題なく到着できる。ただし、セルティックパークのあるエリアは治安が悪いので要注意だ。試合日はいいが、普段は人通りも少なく、夜はかなり危険。そのことはしっかりと頭に入れておこう。
3つ目がセルティックの宿敵、グラスゴー・レンジャーズ(Glassgow Rangers)の本拠地「アイブロックス(Ibrox)」。こちらの収容は5万1000人。セルティックに比べるとやや少ない。が、1899年に完成し、100年以上の月日が経過したこのスタジアムには数々の栄光の歴史がある。レンジャーズは1873年に発足したが、これまでにリーグ優勝51回という成績を誇る。というのも、レンジャーズは地元の裕福なプロテスタントから力強い支持を受けるクラブだからだ。スタジアムのある場所も高級なエリアだ。

複雑な要素が入り混じるオールドファームダービーは必見

2002年5月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝が行われたハンプデンパーク 2002年5月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝が行われたハンプデンパーク

中村のいるセルティックは1888年発足だが、アイルランドからやってきたケルト人移民が興したクラブだ。別の土地から渡ってきた人々ゆえ貧しく、支配階級とは格段の差があった。しかも宗教はカトリック。レンジャーズとは何もかもが異なるのだ。それゆえ、両者の直接対決「オールドファームダービー(Old Farm Derby)」の時は町中が凄まじいムードに包まれるという。両者の激突はプロテスタントとカトリックの代理宗教戦争的色彩も強い。
グラスゴーの町を2分するような一触即発の雰囲気を実は私自身もまだ味わったことはない。今季最初のオールドファームダービーは早くも8月31日に終わってしまったが、今季はあと2回チャンスがある(12月27日・レンジャーズホーム、2月14日セルティックホーム)。中村がいるうちにぜひ一度は見てみたいものだ。セルティックの試合チケットは公式日本語HP(http://www.celticfc.jp/)から買える。オールドファームダービーやUCLのビッグマッチのチケット入手は難しいが、まずは難易度の低い普通のリーグ戦からアタックしてみるのがいいだろう。

今が円熟期の中村とチャンスをつかみたい水野。今季の2人に注目!

グラスゴー・レンジャーズのホーム・アイブロックス グラスゴー・レンジャーズのホーム・アイブロックス

今季の中村と水野だが、中村の方はセルティック4シーズン目で完全にチームの中心選手に定着している。ゴードン・ストラカン監督の信頼は絶大で、今シーズンも右MFのレギュラーとしてフル稼働するだろう。開幕前に手術した足股関節炎の状態は気がかりだが、3年連続の国内タイトル獲得とUCL決勝トーナメント進出に本人も意欲を燃やしている。今が円熟期の中村のパフォーマンスをぜひ現地で脳裏に焼き付けておきたい。一方の水野はまだ公式戦出場機会を得られていないが、今季は何らかのチャンスがめぐってくるはず。肉弾戦やキック&ラッシュの様相を呈することが多いスコットランドのタフなフットボール環境で、彼のような華奢な選手がプレーするのは難しいが、それでもスピードと正確な技術で新境地を開拓してほしい。
彼ら2人を観つつ、重厚な歴史を持つ3つのスタジアムを、モダンな繁華街をめぐる旅はなかなか贅沢だ。このグラスゴー・サッカー旅行は今は旬である。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/09/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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