世界の不思議な絶景へ行ってみよう

世界には不思議な地形や、謎めいた天然の建造物が多くあります。それらを写真や映像からではなく、自分の目で見たいと思ったことはありませんか。それもまた旅へ出る衝動のひとつだと思います。そんな不思議地形ファンの方に紹介したいのが、イギリス、ノースヨークシャーにある、マラム・コーブ。名前に聞き覚えのない方も、写真を見たら「あ、知ってる!」と知られた珍絶景だと思います。写真で見たことある方や、ハリーポッターの映画で見た方もいるかもしれません。奇妙な地に自分の足で立ってみたくはありませんか。

雷でも落ちたのか? ひび割れた大地の絶景マラム・コーブ 雷でも落ちたのか? ひび割れた大地の絶景マラム・コーブ

足がすくんでしまうのは、高さが原因ではなく・・・

マラム・コーブとはマラムの村にある大きな石灰岩のことで、ヨークシャー・デイルズ国立公園内にあります。入口から岩へ向かうと、まず最初は巨大な断崖絶壁を目にすることでしょう。高さは80mもあるので思わず見上げてしまいますが、その大きさと岩の荒々しい姿に驚いているだけではだめです。その岩の脇の石階段を登って岩の上へ行くと、さらに驚きが待っているからです。ノースヨークシャーらしい自然の景観が前方の視界に入り、美しさに見とれてしまいます。ところが、その視線を下へ向けると足がすくんでしまうかもしれません。

どうして岩に、無数のひび割れが入っているのか

それは高さによる怖さではなく、今まさに立っている場所がひび割れているかのように、無数に、不規則の割れ目が刻まれているからです。まるで雷が岩に落ちて、ビリビリと砕いたかのようなマンガの光景を想像してします。起源は今から何万年前へと遡らなければなりません。当初、氷河の溶けた滝の水が岩の上を流れていました。その後、温暖化が始まった氷河期後期に大量の水が石灰岩を侵食していき今の姿になりました。この不思議な地形は、雷によるものではなく、地球の長い歴史によって形成されたのでした。

鉄道ファンに人気のセント・カーライル鉄道

ここへ行くには、まずロンドン、キングス・クロス駅から電車でリーズへ向かいます。リーズの駅からは、セトル・カーライル鉄道へ乗り換えスキップトンの町へ。このセント・カーライル鉄道は、鉄道愛好家に人気の路線です。その理由は、沿線に広がるイギリスの美しい自然が楽しめるからです。羊の放牧やのどかな田園風景と保護された自然公園を車窓から楽しむことができますが、せっかくなら降りて自分の足で、歩いて大自然を体感することをお勧めします。マラム・コーブ付近は滝や洞窟など、自然散策するのに楽しいスポットが散らばっていますよ。