- ディキンソン恵子
- 1994年よりロンドン在住。日系リサーチ会社、英系出版社を経て、家具作りコースや食品衛生コース終了。D.I.Y.が得意。ロンドンやイギリス生活情報をブログ「下町ロンドン日記 * My Japlish life in London」やメルマガ「ありのまま…主婦の下町ロンドン」から発信中。
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『ようこそ、ダックスフォードへ』タンクがお出迎え
ケンブリッジシャー州にある博物館、ダックスフォード帝国戦争博物館は、飛行機マニアだけでなく大人から子供まで誰でも楽しめる博物館です。この博物館、実は現役活躍中の飛行場の中にあるのです。ダックスフォードはもともと空軍基地として第1次世界大戦中に建設され、第2次世界大戦中にはアメリカ空軍基地として使用するなど重要な役割も果たしました。ところが1961年には基地が閉鎖、その後ダックスフォードの将来も定かではありませんでしたが、ダックスフォード帝国戦争博物館として開館されたのです。
コンコルドのパイロット席…思ったよりも小さめ
戦闘機や航空機の展示数やその規模に圧倒される、元空軍基地に相応しいダックスフォード博物館。なんと展示されている飛行機の数は200機以上!ダックスフォード博物館のエアスペース展示館には、コンコルド、そして第2次世界大戦で使われたランカスターやスピットファイヤーなど驚くほどのコレクションです。コンコルドは初期のテスト用機で中を見学できる他、パイロット席も間近で見ることができます。戦時中から残っている格納庫はそのまま現在も使用され、展示の他、飛行機の修復作業なども公開されているんですよ。
クラシック・ウィングスのドラゴン・ラピードは大戦前の民間航空機
ダックスフォード博物館の敷地内にはクラシック・ウィングスの経営するいろいろな飛行アクティビティもあり、ケンブリッジを空の上から散歩することもできます。クラシック・ウィングスは3月から10月までの毎週末、夏の間は平日も飛行しているそうなので、イギリスの長い夏の夜を空から楽しむのも素敵ですね。
ダックスフォード博物館のエアスペース展示館
迫力満点のエアショーも年に6回。2008年は5月18日春のエアショー、フライング・レジェンドが7月12日と13日、9月6日と7日にはダックスフォード90周年記念エアショー、そして10月5日には秋のエアショーが行なわれる予定です。その他にも春の車ショー、戦車ショー、英国エアロバティック選手権、クラシックカー・ショーやアメリカン・エア・デイなどの様々なイベントが目白押しです。ロンドンからも日帰りで楽しめるダックスフォード博物館に、足を伸ばして訪れてみませんか?
アメリカン・エア・ミュージアムは1997年に開館。建築家ノーマン・フォスターによってデザインされたこの建物は、数々の賞をとっています
■Imperial War Museum Duxford
住所:Cambridge CB22 4QR
URL:http://www.iwm.org.uk/duxford
アクセス:ロンドンからケンブリッジまでは電車で、ケンブリッジからはバスC7に乗って45分くらい(日曜日のバスの本数は少ないのでご注意を)。車では高速道路M11(J10出口)からすぐ。
電話番号:+44 (0) 1223 835 000
開館時間:冬期:10:00am 〜 4:00pm、夏期(3月15日〜10月26日):10:00am 〜 6:00pm
休館日:12月24日、25日、26日
入館料:大人£16、子供(16歳以下)無料、シニア・学生、£12.80
*エアショーの時は、入館料が異なります。詳しくは、http://duxford.iwm.org.uk/server/show/nav.00d004001(英語のみ)
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/01/22)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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