- ディキンソン恵子
- 1994年よりロンドン在住。日系リサーチ会社、英系出版社を経て、家具作りコースや食品衛生コース終了。D.I.Y.が得意。ロンドンやイギリス生活情報をブログ「下町ロンドン日記 * My Japlish life in London」やメルマガ「ありのまま…主婦の下町ロンドン」から発信中。
出発エリアをに変更しました。
ミレニアム・ブリッジからテート・モダンに近づくと、発電所だった頃とあまり変わりないシルエットが浮かびます
バンクサイドにそびえる現代美術館Tate Modern(テート・モダン)は、もともとバンクサイド発電所。そのレンガの煙突を真ん中に突き立てたまま改築され、その巨大な空間を最大限に利用したのがテート・モダンです。2000年に開館して以来、テート・ブリテンとともにロンドンの代表的な現代美術館として大人気のスポットになりました。そしてロンドンにある多くの博物館・美術館の例に漏れず、テート・モダンの常設コレクションは入場無料というのも大きな魅力の一つ!
ターバイン・ホールの大きなスペースはどんな展示にも適応できます
テート・モダンの正面入り口から入ると、そこはターバイン・ホール。35メートルの高さ、152メートルの奥行きという空間を利用して、構想や着想で話題をふりまく現代美術の展示をしています。2008年4月6日まではドリス・サルセドの展示ですが、この作品も普通の彫刻とはかなり様相が異なります。 ターバイン・ホール展示のよさはただ眺めてみるだけでなく、作品を触ったり使ったり感じたりでき、アートの本領が発揮されているところなので、ぜひお見逃しなく!
時間のない人にオススメなのは、ミルバンクにあるテート・ブリテンとテート・モダン間を簡単に、かつ粋に移動することができるテート・ボート! テート・ボートはギャラリーの開館時間内40分に1便の割りでテムズ河を回漕します。トラベルカードを持っていれば割引の特典もあるので、ボートで移動と洒落こんでみませんか? その上ボートはテムズ河沿いにあるロンドン・アイにも停まるので、美術館とテムズ河、そしてロンドン・アイと観光するのにとても便利です。
ガラス張りになった7階はテート・モダンの見晴らしのいいレストラン
テート・モダンでは、週末の金曜日と土曜日は夜10時までアートを楽しむことができます! それだけではありません。7階にあるテート・モダンのレストランでは日曜日から木曜日までは午前10時から午後6時までしか開いていませんが、なんと金曜日と土曜日は午前10から午後11時まで開いているのです!(ただしラスト・オーダーは夜9時半)このレストランの一番の魅力はなんといってもそこから眺める景色。テムズ河、セント・ポール寺院、そしてロンドンの街並など素敵な景色や夜景を楽しみながら食事を楽しむことができますよ。
現在展示中のドリス・サルセド作「Shibboleth」。ターバイン・ホールに現れた不思議な地割れのようなひび。あなたはこれをどう観ますか?
■ Tate Modern
住所:Bankside, London SE1 9TG
電話:+44 (0) 20 7887 8888
URL:.http://www.tate.org.uk/modern
開館時間:日曜日〜木曜日:10am 〜 6pm、金曜日〜土曜日:10am 〜 10pm
閉館日:12月24日、25日、26日
入館料:常設コレクションへの入館は無料(但し特別展示などは有料)
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/27)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて