- ディキンソン恵子
- 1994年よりロンドン在住。日系リサーチ会社、英系出版社を経て、家具作りコースや食品衛生コース終了。D.I.Y.が得意。ロンドンやイギリス生活情報をブログ「下町ロンドン日記 * My Japlish life in London」やメルマガ「ありのまま…主婦の下町ロンドン」から発信中。
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タワー・ブリッジからもすぐ近くのロンドン新市庁舎
ロンドンの政治を司るCity Hall(新市庁舎)は、タワー・ブリッジのすぐ近く、世界遺産であるTower of London(ロンドン塔)の対岸に建設された近代的なビルです。ガラス張りで見るからにモダンな市庁舎は、ロンドン市政が目指す透明性をデザインにも反映、そしてエネルギー消費を抑えたエコなビルでもあるのです。
建築家ノーマン・フォスターによってデザインされた市庁舎は、エネルギー消費を抑えるためにユニークな形となっています。このビルのエネルギー消費量は典型的なオフィスビルと比べると4分の1。ソーラーパネルも屋根に取り付け、ビル内は自然通風で気温調節、エアコンは地下水を利用し、その地下水はトイレでまた再利用という具合に徹底的にエコな市庁舎。
タワー・ブリッジから見える、ユニークなデザインのロンドン新市庁舎はロンドン新名所
ロンドン市庁舎は、月曜日から金曜日の間は朝8時から夜8時まで無料で入場できるようになっています(入り口でセキュリティ・チェックあり)。そして週末も入場できる時があります。見所はなんといっても風変わりな螺旋階段、議場、最上階にあるLondon's Living Roomと名付けられた展望室。展望室が使用されている場合は立ち入り禁止となってしまいますが、そうでない限りはまずは最上階にエレベーターで上がり、そこから螺旋階段を利用して下りながら議場を見学、というのがオススメです。その途中にオフィスもガラス越しに見えるようになっているので、通常の日ならば職員が働いているところまで見学することもできます。地下1階にあるカフェは一般人も利用することが出来ます。
ロンドン塔はテムズ河の対岸に…ロンドン市庁舎とは対照的な建築
市庁舎周辺は車フリーゾーンとなっているので、のんびりと寛ぐのにとても都合よくなっています。近くにはHay's Galleria(ヘイズ・ギャラリア)、HMS Belfast(巡洋艦ベルファスト記念艦)、そして対岸に聳えるロンドン塔など見所がいっぱい。まとめて観光するのにとっても便利なので、ぜひユニークなロンドン市庁舎に立ち寄ってみてください!
■ London City Hall
住所:Greater London Authority, City Hall, The Queen's Walk, London SE1 2AA
アクセス:地下鉄最寄り駅 Tower Hill (タワー・ヒル)、またはLondon Bridge(ロンドン・ブリッジ)
電話番号:+44 (0) 20 7983 4100
URL:http://www.london.gov.uk
入館時間:月曜日〜金曜日 8:00am 〜 8:00pm
週末入館予定(2008年):お出かけ前にはウェブサイト、または電話で確認することをオススメします。
4月12日・13日 10:00〜17:00、5月17日・18日 10:00〜17:00、6月14日・15日 10:00〜17:00、7月5日・6日 10:00〜17:00、8月2日・3日 10:00〜17:00、9月20日・21日(ロンドン・オープン・ハウス・ウィークエンド)9:30〜17:30
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/04/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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