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海外現地発ガイド通信

看護と改革に生きた女性、フローレンス・ナイチンゲール博物館へ行ってみよう!


掲載日:2019/12/17 テーマ:美術館・博物館 行き先: イギリス / ロンドン

タグ: おもしろい 素晴らしい 博物館


フローレンス・ナイチンゲール博物館

セント・トーマス病院内にあるフローレンス・ナイチンゲール博物館 セント・トーマス病院内にあるフローレンス・ナイチンゲール博物館

近代看護学の草分け、そして看護師の鑑として知られるフローレンス・ナイチンゲール。現代では考えにくいことですが、看護婦という職業は下層階級の無教養な女性が就く仕事と考えられていた時代に、家族の反対や階級社会の壁を超えて看護婦となった意志の強い女性でした。またナイチンゲールは、ロンドンのセント・トーマス病院内に看護学校を設立して後継者の育成にも努めたのですが、その看護学校跡に開館したのがフローレンス・ナイチンゲール博物館。彼女の子供時代やクリミア戦争での体験、看護学についてなど興味深い展示があります。

フローレンス・ナイチンゲールという人物

博物館の入り口にあるナイチンゲール胸像 博物館の入り口にあるナイチンゲール胸像

封建的なヴィクトリア朝時代のイギリスで、裕福な家庭の恵まれた環境で何不自由なく育ったナイチンゲールですが、小さな頃から興味があったのは数学で家庭教師をつけてもらったほどだったとか。30歳を過ぎてからドイツの病院付学園施設に滞在し看護師として専門的な訓練を受け、イギリスに帰国してからハーレー・ストリートの病院に就職することになり、ナイチンゲールの看護師としての道が開けることになりました。クリミア戦争が勃発し、ナイチンゲールはユスキュダル(旧名スクタリ)に赴き、スクタリ病院で献身的に多くの負傷兵の看病して「クリミアの天使」と呼ばれるまで親しまれていました。ナイチンゲールが夜にランプを持って患者を見回ったというエピソードは有名で、伝記などのイラストでもよく見かけます。

博物館の展示物

ナイチンゲールがクリミアに持参した救急箱と薬瓶 ナイチンゲールがクリミアに持参した救急箱と薬瓶

フローレンス・ナイチンゲール博物館では、彼女の育った環境や家族、自筆のノートブックなどが展示されています。またクリミア戦争の展示エリアには、ナイチンゲールが持参した身の回り品や医薬品が入った救急箱などもあり、当時の様子が伝わってきます。ナイチンゲールがクリミアから帰ってきてからは、得意としていた数学を利用して、クリミア戦争での現地の悲惨な状況を参考に統計資料を制作し、陸軍病院全組織改革の推進もしたそうです。

2020年はナイチンゲール生誕200年

現在展示されているスペインかぜについての特別展示 現在展示されているスペインかぜについての特別展示

博物館の規模は小さいのですが、他にも看護師、看護学や医療に関しての展示があります。また土曜日には、ミート・ミス・ナイチンゲールというプログラムが行われていて、ナイチンゲールに扮したスタッフからの話が聞けます。現在行われている特別展示は、1918〜19年、第1次世界大戦の終盤から大流行したスペインかぜについて(2020年1月19日まで)。世界中で死者が出た恐ろしいインフルエンザだったことが窺われます。そして2020年はナイチンゲールの生誕200周年。様々なイベントや展示が予定されているので、観光の際はぜひチェックしてみてください。

関連情報

毎週土曜日に行われているミート・ミス・ナイチンゲールのプログラム 毎週土曜日に行われているミート・ミス・ナイチンゲールのプログラム

■ Florence Nightingale Museum
住所:St Thomas’ Hospital, 2 Lambeth Palace Road, London, SE1 7EW
電話番号:+44 (0)20 7188 4400
URL:https://florence-nightingale.co.uk
開館時間:毎日 10am〜5pm(入場は4:30まで)
閉館日:12月21〜27日、12月31日、1月1日
入館料:大人8ポンド、シニア6ポンド、学生5ポンド、子供(16歳以下)4ポンド
アクセス:ウォータールー駅から徒歩約8〜10分

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/12/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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