ロンドンから日帰りで、石器時代へタイムスリップ

今から4500年前の遺跡を、想像することができますか。時は石器時代、場所はロンドンから西へ約150km、平原に佇む巨大な石のモニュメント。ストーンヘンジがまさに石器時代の遺跡です。現在のイギリス人の祖先らが、ブリテン島に移住してきた頃には既に存在していたというだけあって、長い歴史を感じます。約100mの円形状に、7mほどの組石が馬蹄形に立っています。2本の柱の上に横たわるようにもう1つ、合計3つの巨大石で構成されています。5セットが残存しています。ストーンヘンジを訪れる前に、知っておくといいと思う情報をお教えします!

行く前にチェック! ストーンヘンジの謎に迫ろう 行く前にチェック! ストーンヘンジの謎に迫ろう

近づいてみると、高度な技術を発見!

電車でソールズベリーまで約1時間半、そこからバスでも行けますが、ロンドンからのバスツアーも出ていますから、不慣れな方も安心です。バスから見たときは、単なる石の塊のようでしたが、だんだん近づいてくると、その異様な姿の詳細が見えて来ました。現地に着いて入場料を払い、ゲートを入ると遺跡に近づくことができました。ロープが張られ、石に触れることはできませんでしたが、迫力は充分!よーく見ると、石と石の間を上手に組み合わせて、安定を取っています。4500年までにそんな知識や技術があったことに、驚かされました。

どこから運んだ?この巨大石

このストーンヘンジは、よく世界七不思議の一つにあげられます。文字を使わない時代から存在するだけに、謎の解明は難しく、謎が謎をよんでしまいます。この巨大な石はどこからやって来たのでしょう。石の中には「ブルーストーン」が含まれており、分析によると400キロの遠方から運ばれたとされています。なぜわざわざ? と次の疑問が湧いてきます。治癒力があったとされる「ブルーストーン」。これは、治療を施す医療の的な役割があったのでしょうか? 最大の謎は「何のために作ったのか?」魔術師が魔法を使って作ったとか、悪魔によるものだ、という伝説まであります。

何のために?答えは神のみぞ知る

現在でも様々な研究は続いており、「ケルト民族のドルイド教徒の礼拝場所」説や、「古代の天文台」説など。夏至の日には、祭壇石を結ぶ直線上に太陽が昇ることから、それをひと目見ようと地元の人も観光客も集まってきます。原住民にとってどんな存在だったにせよ、長い歴史の中で役割は変わっていったのかもしれません。多くの謎は謎のまま、「神のみぞ知る」と捉えた方が面白いのかもしれません。現物を見て、あなたなりの想像力を膨らませてみてはいかがでしょう。