病院が博物館として公開

世界には、博物館として公開されている病院があることをご存知ですか。そう聞くとかなり奇妙な感じがするのですが、実際に訪れても何だか不思議な珍名所ともよべるものでした。日常とは異なる医療の世界に関わる展示は面白いですが、そんな単純な展示ばかりではありません。病院ではいったい何が展示されているのでしょう。みなさんは、想像つきますか。

病院が博物館にもなっている、世界の珍名所 病院が博物館にもなっている、世界の珍名所

ロンドンにある病院の博物館

例えばロンドンにはロイヤル・ロンドン・ホスピタル博物館があります。映画「エレファントマン」のモデルとなった人が治療を受けていた病院の様子が、パネルや映像で展示されていて、興味深いです。地下鉄ホワイトチャペルから歩いて5分と、アクセスも便利です。また、パリにも社会福祉・病院博物館がありましたが、2013年に閉鎖してしまったようです。そこでは、昔の医療で使われていた道具や薬壷などや、15世紀に人間の血の流れを描いた図なども展示されていました。

バンコクにある衝撃的な博物館

バンコクのシリラート病院は、隣接した建物に博物館があります。「死体博物館」ともよばれていますが。ここでは衝撃的なものが展示されていました。病気で亡くなった人の臓器、奇形胎児のホルマリン漬けを見て、言葉を失いました。好奇心旺盛な友人に連れられて行きましたが、こういうものが得意ではない方にはお勧めできません。しかしながら、医学的見地で作られた様々なパネル展示物は面白かったので、決して悪くはないです。食事の前後には、少しきついかもしれませんが。

建物自体が注目の的

病院や医療に関わる展示をして、博物館としているのではなく、病院の建物に価値があると観光客を集めている場所もあります。例えば、バルセロナのサン・パウ病院は、19世紀後半から始まったモデルニスモ建築の巨匠ドメニク・モンタネールの作品です。世界遺産にも登録されていますが、現在でも病院としても一部使われています。何度も修復工事を行っていますが、現在でも当時の美しい装飾を保っていて、見ごたえのある建築物です。病院が「博物館」といっても形は様々ですが、どれも見ごたえがありますよ。