イギリスの名探偵といえば?

イギリスの名探偵といえば、シャーロック・ホームズの名前が浮かびませんか。推理小説ファンでなくても知っている、名探偵です。では、「シャーロキアン」という言葉をご存知ですか。シャーロック・ホームズの熱狂的なファンのことで、日本やアメリカではそう呼ばれています。ちなみにイギリスではホームジアンといいます。これを知っていたのなら、あなたもかなりのホームズ通です。余談が長くなりましたが、私も自称シャーロキアンです。ロンドンを旅行した際に訪れた、この名探偵とゆかりのあるスポットを紹介しましょう。

暖炉前は、並んででも撮りたい人気の撮影ポイント。 暖炉前は、並んででも撮りたい人気の撮影ポイント。

ホームズの住んでいた、ベーカー街221Bは存在しない?!

コナン・ドイルが1887年から発表した小説「シャーロック・ホームズ」。警察から難事件の解決をたのまれたホームズが、次々に解き明かしていくという話です。ファンでなくても楽しめるのが、彼の名前が付いた博物館。小説において、彼が住んでいたとされるベーカリー通り221Bにあります。実は当時、この通りには200番を超える番地は存在しておらず、あくまでも架空の設定でした。現在は、博物館の入口のドアに221Bの番地が書かれています。この扉前は、絶好の写真スポットです。また、入口にはホームズに難事件の解決を依頼してきた、警察(スコットランドヤード)のユニホームを着た人が警備しています。この気の利いた演出に、私のテンションはあがってしまいました。

記念写真は暖炉の前で、パイプをくわえて

博物館は5階建てで、2階は設定通りホームズとワトソンの書斎兼サロンが再現されています。暖炉の前には、一人掛け椅子が二つ。まるでホームズとワトソンがそこで事件について語っているかのよう。来場者も、その椅子に掛けることもでき、ホームズのトレードマークとなった帽子(ディアストーカー・ハット)を被り、パイプを持って記念写真を撮りましょう。ホームズが弾くヴァイオリンがサロンに置かれていたり、机には実験用の試験管やビーカーなどが並んでいます。決してきれいとは言いえないけれども、家具や食器類までアンティークで、本当に使っていたかのように演出されていてとても面白かったです。

解決事件と関係するアイテムが展示

階段を上がり、3階の部屋の扉には「ワトソン博士の部屋」の表示があります。部屋の中には、事件解決のために使用した様々な道具や身の回りの品が展示されています。中を切り抜いてピストルを隠していた本や、短編「六つのナポレオン」で出てくるナポレオンの胸像など。基本、解説は英語ですが、隅々まで読んで展示を鑑賞したくなりました。そして、4階はホームズら登場人物の蝋人形や、事件の様子を人形で再現しています。5階にはトイレ、旅に出ることもあったホームズらしくスーツケースが置かれていました。(その2へ続く)