ふらっと入館するだけでも楽しい大英図書館

大英図書館は蔵書数1400万冊、新聞・雑誌や録音物、ビデオなど非図書資料なども含めた総収蔵数は1億7000万点にものぼる、世界有数の国立図書館です。同時に、一般の観光客でも簡単な荷物チェックだけで入れたり、無料の常設展と有料の特別展、カフェやギフトショップなどがあったりと、非常にオープンな雰囲気の施設でもあります。常設展ではマグナカルタの原本やシェイクスピアの初版本、バロック時代以降のクラシックからビートルズまで数百年にわたる音楽家たちの自筆譜など貴重な資料が多数展示されており、これだけでも見ごたえ十分。あまり時間をかけずに観光ができるので、少しでも興味のある方はぜひ足を運んでみると良いでしょう。ロンドン都心部のキングス・クロス・セント・パンクラス駅またはユーストン駅から徒歩5分ほどのところにあります。

大英図書館の外観 大英図書館の外観

イギリス在住でなくとも作れるリーダー・パス

図書館内で本を借りるにはリーダー・パス(図書館会員証)の発行が必要になります(館外貸出は不可)。「海外の国立図書館で会員証を作成」なんていうと非常に困難に感じられるかもしれませんが、多少英語力と身分証明書があれば、なんと国外の在住者でも1年間有効のリーダー・パスを作ることができます。ただし身分証明書は、住所が英語で確認できるものでなくてはならないので、あらかじめ日本で国外運転免許証や、住所記載のある英文の残高証明書を銀行で発行しておくなどして用意する必要があります。これさえあれば、混雑していなければ20〜30分ほどで発行手続きは済むでしょう。

まずはリーダー・レジストレーションへ

図書館の正面玄関から右側奥に進んだ中2階に、リーダー・パスを作るためのリーダー・レジストレーションがあります(奥まったところにひっそりとあるので注意)。この部屋の中央には受付の係員がいて、入って右側には蔵書検索をするためのパソコンが数台、左側にはリーダー・パス作成のためのパソコンが数台設置されています。係員にリーダー・パスを作りたい旨を伝えると、身分証明書を持っているか確認され、持っていれば、借りたい本の記入表をわたされます。あらかじめ「何を借りるか」考えておく必要があるということですね。ただしこれは厳密なものではなく、実際にはこの後であらためて本を請求するので、ここでは2〜3冊程度記入しておくだけで大丈夫です。部屋の右側にあるパソコンで検索して、借りたい本のタイトルと請求番号を調べ、表に記入していってください。後編に続きます。