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おすすめ! イギリスの田舎の歩き方〜これがけっこうワイルドだった


掲載日:2016/11/08 テーマ:トレッキング・登山 行き先: イギリス / スウォンジー

タグ: たのしい ハイキング 健康にいい 珍しい


イギリスで生まれたフットパス

おすすめ! イギリスの田舎の歩き方〜これがけっこうワイルドだった おすすめ! イギリスの田舎の歩き方〜これがけっこうワイルドだった

イギリスの地方に行くと、必ずと言っていいくらい目に入る表示があります。それが「Public Foot Path」です。中には「人が歩くマーク」や、矢印もあります。日本で言う遊歩道のことなのかなあと思っていたら、実はイギリスらしい考え方が潜んでいました。それが「通行権」です。たとえば土地が開発されて、それまで使っていた道が使えなくなることを、基本的には許さないのです。なぜならそこを人(あるいは馬など)が通ってきた歴史と習慣性があり、それは守られるべきだと考えられているからです。「Public Foot Path」は、そんな考えから派生した散歩道です。ベビーカーなどの通行はOK、お弁当を食べることも大丈夫です。自転車が通ってもいいのは、「Public Bridleway。公共馬道)」。イギリスの田舎には、それこそ網の目のように、こんな道が張りめぐらされているのです。

テレビアニメ『羊のショーン』の世界を歩く

イギリス西部のウェールズにあるニュータウンという小さな町を旅した時のこと、丘陵地帯には灌木で囲われた四角い牧草地が広がっています。テレビアニメ『羊のショーン』の世界そのものです。僕と妻は、どうしても歩きたくなり、「Public foot path」の表示に従って歩くことにしました。煉瓦造りの家々が建ち並ぶ集落を抜けると牧草地帯です。小さな川が流れています。個人所有の牧草地には、木製のドアがあり、「ちゃんと閉めるように」と書いてあります。つまり個人所有の土地よりも、通行権のほうが優先するというわけですね。牧草地の中を歩いていくと、羊が赤ちゃんを産んだ後も生々しく、胎盤が落ちています。どうもフットパスとは、整備された遊歩道などではなく、「歩きたければ歩いていい道」なのだと理解が深まって行きます。川に渡された板でできた橋を通ると、今度は、なぜか幹線道路に出てしまいました。

フットパスには油断禁物!

幹線道路には、大型トレーラなどが通っています。なるほど古くからの道が、今では幹線道路になったのでしょう。歩道などないので、路肩を歩きます。トレーラーが近づいてきたら、土手を降りて、しばらく待って、また歩きます。ようやく牧草地に戻りました。しかし今度は南京鍵がしてありドアが開きません。フットパスに反対する人もいるのですね。しょうがないので、権利を行使し、柵をよじ登って乗り越えました。しばらく行くと、あたり一帯がドロドロのところに突入です。靴の中に水が染み込んできます。途中でサンドイッチを食べましたが、暗くなるまでには町に戻りたいと必死に歩きました。そうして夕方、ようやく到着。快適な遊歩道からはほど遠い、ワイルドなプットパスのハイキングでした。水や食料持参で、泥まみれになることも覚悟の上で、チャンレンジしてみてください。なぜなら、楽しいことは間違いないからです。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/11/08)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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