前もってあらすじを知っておくのが鑑賞のコツ

「キエフで本場のバレエを観よう(前編)」からのつづきです。さてバレエやオペラを観る前には、あらすじを勉強しておくのがいいそうですね。それを知って、私もあわてて「くるみ割り人形」のストーリーを調べてから、鑑賞にのぞみました。開演は19時でしたが、早めに行くことをおすすめします。エレガントな劇場内を見てまわるのに20分ぐらいはとっておきたいからです。たとえ1階の席だったとしても、ほかの階にも行って探検してみましょう。また自分の席がどこかわからなくても、係の人がいて案内してくれるので安心です。

上階からの眺め。下に見えるのは準備中のオーケストラです 上階からの眺め。下に見えるのは準備中のオーケストラです

上演がスタート。幕の合間には休憩があります

いよいよ幕が上がり、上演が始まりました。バレエを観つつ、音楽がオーケストラの生演奏と知りびっくりしました。とても迫力があり、豪華です。そしてストーリーを勉強しておいたおかげで、流れがよくわかりました。子どもにも人気の出し物とあって小さな子も多く、親が子に説明している姿も見られました。しばらくすると幕の合間に一度休憩があります。いったん幕が下りると、場内は明るくなります。観客たちはお化粧室に行ったり、バーカウンターでドリンクを飲んだり、思い思いに過ごします。

下のボックス席からの眺め。席によって見える風景が大きく違いますね 下のボックス席からの眺め。席によって見える風景が大きく違いますね

ステージに目がくぎづけとなる2時間

さて後半が始まり、美しいバレエダンサーたちが織りなす、夢のような時間が過ぎていきます。上演中の写真撮影は禁止ですのでその写真はありませんが、しっかりと胸に刻まれました。めくるめくような美しい踊り、カラフルな衣装、まったく飽きません。ときにコミカルで、最後のシーンではちょっと涙が出ました。音楽も知っている曲が多かったので、とても親しみやすかったです。公演は21時ごろに終わったので2時間の鑑賞でした。初めてのバレエ、たっぷり楽しめて本当にお得です。

オペラにも挑戦してみたものの…

とてもいい経験をしたので、調子にのって翌日も行ってみることにしました。当日でも窓口でチケットは買えました。今度はオペラで、プッチーニの「トスカ」です。有名なタイトルですが名前しか知らないので、もちろん事前に調べてから行きました。けれどもバレエに比べ、なかなか難しかったですね。イタリア語の歌がウクライナ語に訳されて電光掲示板のようなものに出るのですが、どちらもわかりません。ざっくりとしたストーリーはわかっていても、それだけです。もちろん演者の歌唱力や演技力、衣装などは楽しめますが、「一流のものを観れば、前日のように涙が出るかも」と期待していたところ、それはありませんでした。私の理解力不足、教養不足のせいですね。

本物に触れるまたとないチャンス

ということで、超初心者にはまずバレエがおすすめかと思います。言葉の壁がないので、わかりやすいです。ふだんバレエとは縁のない私のような方も、キエフに来られたなら一度はウクライナ国立歌劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。本場のパフォーマンスに触れる絶好の機会だと思います。劇場のホームページは以下のようになります(英語とウクライナ語)。ホームページには劇場内のバーチャルツアーもあるので、その素晴らしい内装も見ることができますよ。
https://www.opera.com.ua/en

公演が終わったあとの劇場。ライトアップされて荘厳 公演が終わったあとの劇場。ライトアップされて荘厳