散歩中に発見した穴場スポット

ヴィーンヌィツャは、ウクライナの首都キエフから南西に約260キロのところにある都市。町のメインストリート、Soborna通りを歩いていたら誰かが入っていく建物があったので、看板をよく見もせず何かのお店かな?と思い入ってみました。すると室内にガラスケースがいくつもあり、ミニチュアの自動車がびっしりと納められているのが目に入ってきました。お店ではないようです。「ここは博物館だよ」と、すぐ近くに立っていた男性が教えてくれました。そして「私のコレクションです」とも。収集家ご本人だったのですね。入場料20フリヴニャ(約80円)を払い、見てみることにしました。

世界のタクシーを集めたコーナー。タイのトゥクトゥクがかわいい! 世界のタクシーを集めたコーナー。タイのトゥクトゥクがかわいい!

世界中の車がひしめく充実のコレクション

ミニチュアカーは世界各国のタクシー、パトカー、バス、さらには戦車など、あらゆる種類が展示され、その数は5000台以上。圧巻です。カテゴリーごとにまとまっているので、見ていくと「こんな色のパトカーもあるんだ」と驚いたり、「そうそう、この国のタクシーはこんな形だった」などと思い出したりして、とても楽しいのです。各国のモデルのなか、見慣れた日本のものを見つけると、うれしくなったりします。メルセデス・ベンツのモデルが集められたコーナーもあれば、オートバイのコーナーもあります。ケネディ大統領が乗っていたという車のモデルもありました。

広告がペイントされたカラフルなミニチュアカー 広告がペイントされたカラフルなミニチュアカー

コレクターの人生を感じる展示も

聞けばコレクターのアレクサンダーさんは、これらを45年以上かけて集めたそう。子どものころに買ってもらったという、年代物のミニカーもありました。ショーケースには入れず無造作に置かれた玩具のような車は「2歳のときに買ってもらった初めてのコレクション」だそうで、微笑ましいですね。そこから始まってここまできたという、ミニチュアカーへの情熱が伝わってきます。現在、アレクサンダーさんは車のエンジンなどについて学校で教えたりもしているそうです。室内にも講義をするためのスペースがありました。

ガラスケースにミニチュアカーがいっぱいの室内 ガラスケースにミニチュアカーがいっぱいの室内

町なかにあり、アクセスも便利

この博物館は2018年春にオープンしたばかり。町の中心にあるので、とても行きやすいです。住所はSoborna通り64。町のランドマークであるWater Towerから歩いて数分です。開館は12時から21時まで。車好きな方ならハマること必至ですし、そうでもない私でも充分楽しめました。入場料をはるかに超える価値がありますよ。みなさんもヴィーンヌィツャに行かれたら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大通りに面した博物館のエントランス 大通りに面した博物館のエントランス