不安と緊張の国境越え

バスの旅は楽しいものですが、国境を越えるとなると少し緊張しますよね。無事に入国審査が済むのか、時間がかかりはしないかなど、不安がわき上がります。意外なほどあっけなく終わってしまう国境越えもあれば、審査官に質問責めにあったり、荷物をくまなくポーチの中身まで調べられたりすることもあります。ときには誰かが入国を拒否され、荷物共々バスから降ろされているのを見かけたりもし、そんなときはとても気の毒になります。

不安と楽しさの入り混じったバスでの国境越え 不安と楽しさの入り混じったバスでの国境越え

列車とバスのタイムテーブルを比較してみる

ウクライナのキエフから、ポーランドのワルシャワへの移動は、列車かバスかでずいぶん悩みました。列車だと、夜なかに国境を越えて朝に着くタイムテーブルの一択。眠いのに起きて、朦朧としながら入国審査というのがちょっとイヤだなと思っていました。バスだと列車と似たようなタイムテーブルのほかに、早朝発で昼間に国境通過という便もありました。これならシャキッとした状態で国境越えができそうです。ただ、このバスだとワルシャワに着くのが夜遅くなるのです(22時過ぎ)。到着が1、2時間遅れただけでも、夜なかにバスターミナルに着くことになり、そこから宿泊先へ行く足が心配になります。深夜に町を女性ひとりでうろうろするのは怖いですからね。

列車とバスの料金を比較してみる

さて、料金はどうでしょう。列車の料金はキエフ駅の窓口で訊いたところ、2404フリヴニャ(約9620円)でした。そこでは現金のみの支払いを受け付けており、カードは使えないと言われました。バスの料金は、メトロのDemiivska駅近くにあるキエフ・セントラル・バスステーションに訊きにいきました。ここからワルシャワ行きの国際バスが出ています。790フリヴニャ(約3160円)と言われました。こちらはカードでの支払いも可能です。

迷ったら安いほうを選択してみる?

列車かバスか、バスならどのタイムテーブルか。いつまでも考えがまとまらないので、それなら値段の安いほうにしようと決めました。何かあっても「安かったから仕方ない」と思えばいいという考えで、夜なかに国境を通過するバスを選んだのです。これだと宿泊費も浮くのですから最安のコースですね。クレジットカードで支払うことにしましたが、バス会社ではユーロ建てでも金額を示してくれて、その場合は37ユーロとのことでした。どう考えてもフリヴニャ建てで払うほうが安いので、ここはフリヴニャを選びました。(その2へつづく)