観光目的で地下鉄へ!

ウクライナの首都、キエフの地下鉄の料金や乗り方など、ハウトゥ的なことばかりを書いてきて、大事なことを忘れていました。それ自体がめずらしくて楽しい観光スポットであることを。初めてキエフに来たのなら、たとえ用がなかったとしても(?)観光として地下鉄に乗ってみましょう。日本の地下鉄とは大きく異なることがあり、驚くこと、感動すること必至です。

ここはホントに駅?と見紛うような地下鉄のホーム ここはホントに駅?と見紛うような地下鉄のホーム

美しすぎるホームの装飾

まず注目すべきは、駅のホームが豪華で美しいことです。ドーム型の天井からいくつものシャンデリアが下がっていたり、重厚な柱と明かりが一体となっていたり、照明がとても印象的。通路には壁画やオブジェがあり、駅ごとに個性がみられるので降りるのが楽しくなります。毎日、大勢の人が行き交う場所こそ、芸術的だったりラグジュアリーだったりすると、その価値を余すことなくみんなが味わうことができますよね。ロシアなどにも見られる特徴のようですが、豪華な駅はとてもうらやましかったです。地元の人々はこの美しすぎる駅に慣れているせいか、誰も写真など撮っていませんが、私たち観光客なら見惚れてシャッターを押したくなることは間違いないでしょう。

駅のホームなのに、この空間にいるだけでとってもぜいたく 駅のホームなのに、この空間にいるだけでとってもぜいたく

キエフ名物? 長いエスカレーター

それから有名なのが、長い長いエスカレーター。地下深くに掘られたホームにたどり着くまでに、5分近くかかることも。遠くて先が見えないし、構内は日本よりだいぶ薄暗いこともあり、エンドレスにどこまでも落ちていくような感覚はかなり独特です。またこのエスカレーター、速度がけっこう速いのです。距離が長いので、速くしないと時間がかかりすぎるから、と推測しました。速いのはいいのですが、乗るときがちょっと怖いです。あのスピードで、段差の出ないうちに両足をうまく載せられるか、私は毎回緊張しました。これは1日に何人かはケガ人が出ているに違いない…などと思っていましたが、あぶなっかしい人を見たことは一度もありません。子どもや年配の人も普通に乗りこんでいたのが不思議です。私は緊張しすぎてヘンな力が入っていたのかもしれません。

薄暗いなか、みるみる進んでいくエスカレーター 薄暗いなか、みるみる進んでいくエスカレーター

景色を楽しめる地上駅もあり

地面の奥深くに掘られた地下鉄ですが、意外にも地上を走る区間があります。1号線(M1)のDnipro駅から終点Lisova駅のあいだです。大きなドニエプル川を越えるために、車両は地下深くから地上に出て橋を渡り、渡ったあとはずっと地上を進むのです。このDnipro駅、時間があったらちょっと降りてみてはいかがでしょう。川を見わたすことができて気持ちがいいので、ホームに降り立つだけで満足できますよ。このように、駅を見学していくこと自体が楽しい地下鉄。お金もほとんどかからず、地元らしさが味わえる絶好の観光ポイントなので、キエフに来たら必見です!

見晴らしのよいDnipro駅のホーム 見晴らしのよいDnipro駅のホーム