見どころは町の中心に集まっている

「イヴァーノ・フランキーウシクは遊歩道の散歩が楽しい町(前編)」からのつづきです。にぎやかな遊歩道の近くには、歴史的な建物が多くあります。マーケット・スクエアと呼ばれる広場にそびえ立つ、アールデコスタイルの旧市庁舎(Ratusha)がランドマーク。まずはここを訪れてから、街歩きを始めましょう。17世紀に建てられたバロック様式の聖母マリア教会(Church of Virgin Mary)やブルーの壁が美しいアルメニア教会(Armenian Church)など、ぶらぶら歩いていれば自然と特徴のある建物にいくつも出くわします。観光客向けに写真つきイラストマップの看板もありましたから、興味のある方は参考にしましょう。

聖母マリア教会は町最古の建築物 聖母マリア教会は町最古の建築物

レトロかわいい市場へ行こう

旧市庁舎から歩いて数分のところにあるおすすめスポットが、中央市場(Central Market)です。さまざまな食料品のほか、衣料品や靴なども売られている大きな市場なのですが、建物全体が円形。それがどことなくレトロで、外観も中もかわいいのです。調べてみたらサーカス・ビルディングと呼ばれる建築で、旧ソビエトでよくみられたそう。レトロだけど未来っぽい、凝ったデザインでした。この市場、特に午前中は多くの人々でにぎわっていましたよ。

中央市場は天井のデザインが美しい! 中央市場は天井のデザインが美しい!

行列のできる大衆食堂でチープに腹ごしらえ

町にはおしゃれなレストランがたくさんありますが、庶民的な人気店も見つけました。中央市場からわりと近いところにあるBaskervillというお店です。ウクライナではおなじみのブッフェ式で、目の前に並んでいる料理を指さして注文することができます。Halyts’ka通りから1本入った静かな場所にあり、こんなところに本当にお店が?と思いきや、ドアを開けたら中は長蛇の列。お昼どきだったこともあり、すごく混んでいました。でも別室があって店は意外に広く、お客の回転も速いようです。ピラフ、ロールキャベツ、ボルシチ、ミニサラダで39フリヴニャ(約150円)と激安。ちょっと冷めている料理もありましたが、この値段なら文句は言えません。バランスよく食べられるので、毎日でも行きたくなる食堂でした。(1フリヴニャ=約4円。2018年12月時点)

ウッディな内装で落ち着けるBaskervill ウッディな内装で落ち着けるBaskervill

郊外には生活感のあるエリアも

町の東へ数キロ行ったところには、いくつか大型ショッピングモールがあります。行ってみたら都市の郊外によくあるような、「モールとそれを取り巻く高層住宅」という光景が広がっていました。ここらへんの住人がおしゃれをしてあの遊歩道に出かけていくのだろうか、自分がこのあたりに住んだらどんな生活だろうか、などと考えながら団地の中を歩くのも、私には楽しい時間でしたが…まあウクライナのどこにでもある風景なので、時間が限られている場合は中心部の散策だけでも充分ですね。イヴァーノ・フランキーウシクは町並みの美しさから、同じウクライナ西部の観光都市リヴィウと比較して、「小リヴィウ」ともいわれているとか。歴史のある建物を歩いてまわったあとは、オープンカフェに座ってピープルウォッチングを楽しみたくなる、素敵な町です。

趣のある繊細な町並み、「小リヴィウ」を感じました! 趣のある繊細な町並み、「小リヴィウ」を感じました!