行ってみたい温泉町バート・ヴィルドゥンゲン

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行ってみたい温泉町バート・ヴィルドゥンゲン

掲載日:2013/02/25 テーマ:観光地・名所 ライター:Kei Okishima

タグ: たのしい 一度は行きたい 癒し



ABガイド:Kei Okishima

【ドイツのABガイド】 Kei Okishima
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ライター。早稲田大学第一文学部卒業。ドイツには高校時代に国際ロータリークラブ青少年交換留学でバイエルン州に一年間、大学時代に交換留学でベルリン自由大学、フンボルト大学に一年間留学する。その後ドルトムント大学にてジャーナリズム学科を専攻。現在はフリーライターとしてヨーロッパを中心に活躍中。

かつてクーアハウスだったマリティム・ホテル かつてクーアハウスだったマリティム・ホテル

森に囲まれた山間の小都市

ドイツ中部の大都市カッセルの中央駅から支線に乗り換えて約1時間。山に囲まれた静かな谷にバート・ヴィルドゥンゲンという小さな町がある。電車はここが終点。駅から西の方へ緩やかな坂を20分ほど登って行くと中心部に出る。白壁に赤い屋根瓦の家が並ぶ可愛らしい町だ。こんな小さな町なのにその歴史は古く、800年頃には集落ができていた。12世紀にこの地方の伯爵が城を築いて以来、町は発展してきた。その城は町の北端、小高い丘の上にどっしりと聳えている。中心部にはこぢんまりしたマルクト広場があるだけで本当に小さな町だ。そう思いながら旧市街から南西に延びるブルンネンアレーを歩いて行く。

 

旧市街の中心部には木組みの家も見られる 旧市街の中心部には木組みの家も見られる

ここはドイツ有数の温泉保養地

ブルンネンアレーの途中から両側に立派な建物が並び始め、急に温泉保養地の雰囲気が出てきた。この辺りは19世紀末になって町が温泉地として知られるようになってから発展した地区。まるで迎賓館の様な立派な建物は全てクリニックと呼ばれる療養施設で、中はホテルの様だ。ドイツの温泉水は本格的な病気治療に利用されている。患者は最初に医師の診察を受ける。診断で温泉治療が必要とされると4週間以上、最低でも3週間以上クリニックへ“入院”し、様々な医療処置を受ける。温泉治療が必要と診断されれば保険がきくので長期滞在でも大丈夫。バート・ヴィルドゥンゲンには約20ものクリニックがあり、大規模な温泉保養地として知られている。

 

温泉水は3種類あり、それぞれ試飲することができる 温泉水は3種類あり、それぞれ試飲することができる

広大な保養公園を歩こう

ブルンネンアレーからクーアパーク(保養公園)へ入って行く。自然の森を切り開いた50ヘクタールにも及ぶクーアパークで森の中のあちらこちらに保養施設の建物がある。もちろん医師の診察を受けなくても利用できる施設もある。温泉プールもあり、マッサージやウェルネス施設が充実している。バート・ヴィルドゥンゲンではそれぞれ鉄分、マグネシウム、炭酸を含んだ3種類の温泉が噴き出し、治療に使われている。これらの温泉水は誰でも無料で飲むことができる。源泉の脇に紙コップが用意されているので、どこも悪くなくてもどんな味がするのか飲んでみよう。おいしくはないが、まずくはない。クーアパークには温泉博物館もあり、昔の温泉設備が再現されている。また温泉水の効用なども詳しく解説されている。

 

クーアパークにある温泉博物館のひとつの展示室 クーアパークにある温泉博物館のひとつの展示室

森のホテルで過ごす優雅な一日

クリニックには入らず、ホテルやペンションに長期滞在して治療を受ける人も多いため、各ホテルでは長期滞在者用の料金も設定している。旅行者が1〜2泊するのにお薦めなのはクーアパークにあるマリティム・ホテル。19世紀後半に建てられたクーアハウスだった堂々たる建物で、背後に深い森があるため一日中小鳥の声が聞こえてくる。朝食の前にクーアパークを散歩するのは気持ちよい。手入れの行き届いた公園には花が咲き乱れ、木々のこぼれ日が清々しい。こんな空気の良い風光明美な町に長期滞在していたら、治療などしなくても悪いところが治ってしまう様な気がする。保険で温泉治療やリハビリができるドイツは羨ましいが、私たちも是非、ドイツの温泉をプチ体験してみよう。

 

ブルンネンアレーに建つ立派な建物はクリニック ブルンネンアレーに建つ立派な建物はクリニック

マリティム・バーデホテル・バート・ヴィルドゥンゲン
Maritim Badehotel Bad Wildungen
住所:Dr.-Maarc-Strasse 4 34537 Bad wildungen
Tel. (05621) 799-610
客室数:240
基本料金は1泊、1室120€〜 朝食は16€  長期滞在になるにつれて1日の料金が安くなる

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/02/25)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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