独特の文化が息づく世界遺産の島チロエ

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独特の文化が息づく世界遺産の島チロエ

掲載日:2014/03/20 テーマ:世界遺産 ライター:鰐部マリエ

タグ: 一度は見たい 世界遺産 美しい



ABガイド:鰐部マリエ

【チリのABガイド】 鰐部マリエ
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南米チリ、サンティアゴ在住のフォトグラファー/ライター。学生時代にバックパックで世界を旅行中にたまたま立ち寄ったイースター島で出会ったチリ人と結婚を経てチリへ移住。日本ではなかなか紹介されないチリの旅行・ホテル情報や、耳寄りな現地情報をお届けしたいと思います。

一年を通して雨の多いこの島で、木造の教会や家などは一枚一枚魚のウロコの様に柾目板で覆われた独特な作りになっています。 一年を通して雨の多いこの島で、木造の教会や家などは一枚一枚魚のウロコの様に柾目板で覆われた独特な作りになっています。

チリの世界遺産に指定されたチロエ島の教会群

チリの世界遺産の島というと真っ先に思い浮かぶのが、モアイ像で有名な「イースター島」ですが、実は日本ではまだあまり知られていない世界遺産に登録された教会群で有名な島がチリにはあります。その島は「チロエ島」といい、チリの南部パタゴニアのすぐ近くに位置し南米で5番めに大きい島でもあります。そんなチロエ島には18〜19世紀の植民地時代に建てられた数多くのイエズス会の教会が残っており、ヨーロッパの文化と地元の先住民族の文化が混ざり合ったユニークな建築「チロエ様式」と呼ばれる木造建築の教会群が2000年にユネスコの世界遺産に登録された美しい島として人気を集めています。

 

チロエにはなんと100種類もの芋があるらしく、それらの芋や魚介類などを使って郷土料理クラントを作ります。 チロエにはなんと100種類もの芋があるらしく、それらの芋や魚介類などを使って郷土料理クラントを作ります。

チリ本土とは一味違う食文化が残る島

チロエ島は透明度の高い海や澄んだ青い空が辺り一面に広がり、カラフルな花や建物で溢れ、市場には新鮮な海の幸で溢れています。大地と海からのエネルギーを身体全体で深呼吸出来るこの島は美しい自然で溢れています。そんなチロエで食べる料理といえば、パンゲという巨大な植物の葉を使った「クラント」という名の料理で、地面に穴を掘り中に熱っした石を入れ様々な種類の芋や魚介類などを入れて蒸して食べるのが有名です。クラントはイースター島でも同様な食文化が見られますが、どちらもルーツはポリネシアらしく、大昔にポリネシアからチロエへ渡ってきた人々の歴史を感じるような食文化でもあります。

 

教会内部はボートを反転した様な作りで、祭壇にはボートが祭ってある教会もあります。ヨーロッパと土着の文化が融合した作りになっています。 教会内部はボートを反転した様な作りで、祭壇にはボートが祭ってある教会もあります。ヨーロッパと土着の文化が融合した作りになっています。

不思議な民話が息づく島

チロエ島はチリ本土と未だ橋がなく、行き来するにはフェリーに乗るか飛行機で直接飛ぶしか方法がない少し不便な島でもあります。そんな長い間本土から隔離された島だからこそ、チロエ島には独特でユニークな民話が語り継がれています。例えばチロエ島の森に住み迷い込んだ女の子を一目見ただけで妊娠させてしまうという妖怪トラウコ、難破船の乗組員や魔法使いを乗せた光る幽霊船カレウチェ、魔法使いが海から呼び寄せる海馬などなどチロエには数々の民話が語り継がれています。

 

カストロの魚市場。さすが辺り一面海というだけあって、魚の鮮度が高い! カストロの魚市場。さすが辺り一面海というだけあって、魚の鮮度が高い!

新しい空港も建設され、ますます観光化が進むチロエ島

2013年にチロエ島に空港が出来き、島の中心地であるカストロにはショッピングモールやカジノが作られ、年々ますます観光化が進んでいます。島には観光オフィスや5つ星のレストランやホテルが作られ、都会と変わらない快適で贅沢な時間も送ることが出来きます。また、アウトドアが好きな人にはキャンプ施設も作られているので、テントと寝袋を持ってチロエの市場へ新鮮な食材を買ってバーベキューするのもいいかもしれません。サンティアゴを訪れた際は、少し足を伸ばして自然に溢れた世界遺産の島へぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

カストロから見える夕日。海と森に囲まれた豊な自然が残るチロエでは未だに昔の民話が身近に感じるような気がします。 カストロから見える夕日。海と森に囲まれた豊な自然が残るチロエでは未だに昔の民話が身近に感じるような気がします。

【関連情報】

<行き方>
飛行機で行く場合…サンティアゴから約2時間半でチロエ島の中心地のカストロへ。
バスで行く場合…サンティアゴのエスタシオンセントラルからプエルトモン行きの長距離バス(約14時間)に乗り、プエルトモンからフェリーでカストロへ。

<宿泊場所>
◆カストロのホテル「HOTEL REFUGIA」◆
ダブルルーム(税抜き)530USドル〜
http://www.refugia.cl/en-us/

◆国立公園「Tantauco」◆
一年を通してキャンプやトレッキングなども楽しめる。
http://parquetantauco.cl

上記以外にも様々な宿泊場所がチロエにはあります。現地で数あるホテルを巡りながらお値打ちで快適な宿を探すのもいいかもしれません。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/03/20)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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