インドに住むモンゴロイド、ナガ族の住むコヒマへ行ってみよう

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インドに住むモンゴロイド、ナガ族の住むコヒマへ行ってみよう

掲載日:2016/03/05 テーマ:観光地・名所 ライター:伊藤あつし

タグ: 街歩き 市場 博物館



ABガイド:伊藤あつし

【観光地・名所のABガイド】 伊藤あつし
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福島県出身。2011年より自転車で世界一周中。各地で訪れた雄大な絶景スポットや、自転車に乗る傍らで楽しんでいるトレッキングを始めとしたアクティビティ情報を中心に、素敵な情報をお届けします。

日本人とも似ているナガランドの人々の顔立ちは、時にここがインドであることを忘れさせてしまいます。ついつい日本語で話しけかてしまった、なんてことがないようにしてくださいね。 日本人とも似ているナガランドの人々の顔立ちは、時にここがインドであることを忘れさせてしまいます。ついつい日本語で話しけかてしまった、なんてことがないようにしてくださいね。

ナガランドの州都コヒマ

キリスト教徒で独自の言語を話すモンゴロイドのインド人。インド最東部ナガランド州には私たちが思い浮かべるインド人とは似ても似つかない人々が暮らしています。州都コヒマはアラカン山系のナガ丘陵に張り付くように広がる街。ナガランドの玄関口ディマプールから山道を登ってくると明らかに人の顔つきが東南アジアのそれに変わったことに気づくでしょう。東はミャンマーへと続く険しい山岳地帯に守られて、この地は独特の文化を現在に伝えています。まだまだ知らないインドの新しい顔がそこにはあるのでした。

 

毎年12月1週目に近郊のキサマ村で行われるホーンビルフェスティバルでは、それぞれの部族が伝統的な戦士の衣装に身を包みダンスを披露する様子を見ることが出来ます。 毎年12月1週目に近郊のキサマ村で行われるホーンビルフェスティバルでは、それぞれの部族が伝統的な戦士の衣装に身を包みダンスを披露する様子を見ることが出来ます。

州立博物館でナガランド文化を学ぼう

ナガランドに住む人々をナガ族と総称しますが16部族に区別される民族はそれぞれ異なる言語や風習を持っています。コヒマ北部にある州立博物館ではナガ族の人々の民族衣装や伝統住宅、生活の様子が分かりやすく展示されています。伝統や風習はどの村にも一つはあるモロンという男性達の寄合所で伝えられてきたのだそう。特に興味深いのはナガ族には首狩りの習慣があったこと。宣教師たちによるキリスト教の布教によって首狩りは廃止されましたが、それでも奥地の部族たちは1980年代頃までは首狩りを行っていたそうです。

 

色とりどりの様々な食材が並ぶ市場。不思議な食材や肉塊が無造作に放置されていたりするので驚いて悲鳴をあげないように気を付けてください。 色とりどりの様々な食材が並ぶ市場。不思議な食材や肉塊が無造作に放置されていたりするので驚いて悲鳴をあげないように気を付けてください。

市場には不思議な食材とアジアを感じさせるエッセンスがいっぱい

市場に足を運んでみるとカレーやサモサなどの典型的なインド料理とははっきりと毛色の違う食文化を垣間見ることが出来るでしょう。カエルや虫などの珍しい食材が並び、豚肉や犬肉も彼らの伝統的な食材の一つ。粘り気のあるご飯を主食とし、発酵やタケノコ、唐辛子を多用するところは東アジア、東南アジアに通ずるものがあり、ここは食文化のアジアの交差点と呼べるのではないでしょうか。ちなみに世界一辛いと言われる唐辛子のブート・ジョロキアは一説にはナガランドが原産とも言われています。

 

墓地にある“君、故郷に帰りなば伝えよ。祖国の明日の為に死んで逝ったわれらのことを”と書かれたモニュメント。この文言は大聖堂の敷地入り口にも記されています。 墓地にある“君、故郷に帰りなば伝えよ。祖国の明日の為に死んで逝ったわれらのことを”と書かれたモニュメント。この文言は大聖堂の敷地入り口にも記されています。

インパール作戦の激戦区でもあったコヒマ

第二次世界大戦時の激戦区でもあるコヒマは、インド攻略の足掛かりを作るためにインパールを目指した日本軍がイギリス軍と戦火を交えた場所でもあります。街の中心にはイギリス・インド軍の墓地があり、今でも墓参者が絶えません。墓地を見下ろす丘の上の大聖堂には平和を祈る桜の木が日本より寄贈されています。また、大戦の後に引かれた国境線によってナガ族の人々はインド側とミャンマー側に分断されるようになってしまい現在もなお問題は引きずったままです。戦争がいかに愚かなことか、私たちは過去から学ばなければなりません。

 

コヒマの街は標高約1400mの山地に位置しているため天気が非常に変わりやすいので雨の対策を忘れずに。 コヒマの街は標高約1400mの山地に位置しているため天気が非常に変わりやすいので雨の対策を忘れずに。

関連情報

◆Morung Lodge(http://www.explorenagaland.com/homestays-2/morung-lodge-2/)
コヒマ滞在のおすすめはMorung Lodgeでのホームステイです。オーナーのニノさんからは色々なナガランドの歴史や秘密を聞くことが出来ます。ユーモアたっぷりに話す彼女は日本人のようなルックスも手伝って”お話好きのご近所さん”そんな風にも思えてくるアットホームさが魅力です。ここではナガ料理のディナーもリクエストすることが出来ます。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/03/05)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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