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海外現地発ガイド通信

カンボジア第二の世界遺産。天空に浮かぶプレアヴィヒア寺院で宇宙を感じよう!


掲載日:2020/07/09 テーマ:世界遺産

タグ: 遺跡 史跡 寺院 世界遺産 絶景 大自然 歴史


圧倒的なスケールを誇る山岳地帯の世界遺産

参拝者たちを天空の寺院に誘う、堅牢な城壁を思わせるような塔門。 参拝者たちを天空の寺院に誘う、堅牢な城壁を思わせるような塔門。

2020年6月時点で、カンボジアにはユネスコの世界文化遺産に登録されている遺跡が3つあります。アンコール遺跡に次いで2008年に登録されたプレアヴィヒア遺跡は、カンボジアとタイとの国境付近に広がるダンレック山地に位置する寺院。標高約600mの山の頂上にそびえ立つ寺院は、広大な青空を背景に神秘的な存在感を放っています。創建されたのは9世紀末。その後増改築が重ねられ、今残っている構造の多くは11〜12世紀頃に造られたとのこと。元はシヴァ神を祀るヒンドゥー教寺院でしたが、現在は仏教寺院となっています。

頂上に向かう期待感を募らせる斜面の参道

入れ子箱のように何重にも続く門。くぐる度に異世界へと一歩ずつ近づいていくよう。 入れ子箱のように何重にも続く門。くぐる度に異世界へと一歩ずつ近づいていくよう。

頂上にある中央祠堂にたどり着くまでには、山の斜面に沿って配置された参道を登り、5つの塔門をくぐり抜ける必要があります。麓のチケットセンターから1つ目の塔門までは急勾配の山道が続いているため、一般車両では入場不可。専用の4WD車かバイクタクシーに乗り換えて上がっていきましょう。そこからは、階段を登りながら徒歩で進んでいきます。いくつもの塔門を抜けていった先に本堂が現れるのは、アンコール遺跡でもよく見られるスタイル。ただ、ここまで勾配のある山道に塔門が設置されている遺跡は稀有。東西軸上に伽藍が配置されている寺院が多い中、プレアヴィヒア寺院は南北軸上に配置されているのも特徴的です。

石に刻まれた歴史の重みに耳を澄まして

しばし思いに耽るのにぴったりな、祠堂横に張り巡らされた回廊。 しばし思いに耽るのにぴったりな、祠堂横に張り巡らされた回廊。

5つの塔門をくぐり抜けると、最後に中央祠堂が現れます。周辺に散らばる瓦礫の跡は、近年まで続いていた内戦や紛争の影を感じさせ生々しくもありながら、荒涼の美を感じさせる祠堂内では、静かに祈祷を捧げるカンボジアの人々の姿が。クメール語で「神聖な寺院」を意味するプレアヴィヒアには、現地の参拝客も多く訪れています。参道で売られる蓮の花を捧げ、一緒に参拝してもよいでしょう。中央祠堂を取り囲む回廊も見どころ。ひんやりとした空間に腰かけ、瓦礫の山を眺めつつ、創建後1000年以上にわたる歴史に思い巡らせてみてはいかがでしょうか。

地球の偉大さが身にしみる頂上からの眺め

見ているだけで明日への勇気がみなぎりそうな、限りなく続く大平原。 見ているだけで明日への勇気がみなぎりそうな、限りなく続く大平原。

プレアヴィヒアの魅力は遺跡のみにあらず。頂上の断崖絶壁から見下ろす景色は一見の価値ありです。眼下に広がるのは、どこまでも続く地平線と雄大な平原。切り立った崖の上に立ち両手を大きく広げてみると、果てしない宇宙を肌で感じられるでしょう。下山する時も、参道の周囲を見渡し、風景を堪能しながら来た道を戻っていきましょう。徐々に神聖な高みへと近づいていくような参道は、大自然の背景込みで設計されたのではないかとさえ感じさせてくれます。山岳寺院ならではのワイルドさが魅力の世界遺産プレアヴィヒア。アンコール遺跡と併せて必見です。

スポット情報

背を向けたシンハ像は、重厚な石の門の先に何を見ているのでしょう? 背を向けたシンハ像は、重厚な石の門の先に何を見ているのでしょう?

■プレアヴィヒア
・場所:シェムリアップ中心部から北東に約120km。車で約3〜4時間。麓のチケットセンターでチケット購入後、寺院入り口までは一般車両から専用車に乗り換える必要あり。
・入場料:10USドル ※チケット購入時にはパスポートが必要な場合もあります
・専用車料金:バイクタクシー 5USドル、4WD車(乗合い)25USドル
<2020年6月時点>

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/07/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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