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海外現地発ガイド通信

プノンペン近郊のプノンチソール遺跡へ。絶景とアンコール時代の足跡を求めて


掲載日:2020/08/08 テーマ:遺跡

タグ: トレッキング 遺跡 史跡 寺院 絶景 大自然 歴史


丘の上にそびえ立つアンコール時代の遺跡

遺跡西側入り口のまぐさ石に描かれた、毒蛇を制圧するクリシュナ神。 遺跡西側入り口のまぐさ石に描かれた、毒蛇を制圧するクリシュナ神。

9世紀から15世紀に栄え、歴代の王達が数々の寺院を建立したアンコール王朝時代。当時の寺院の多くは、王都があった現在のシェムリアップ周辺に建造されましたが、中には、遠く離れたエリアに造られたものもあります。プノンチソールもその一つ。11世紀前半にスールヤヴァルマン一世(在位1011〜50年)によってアンコールワットから約400km、現首都プノンペン中心部から約60km南下したところに建造されたヒンドゥー教寺院です。大パノラマを背景にした丘の上の遺跡は小ぶりながら、随所に刻まれたレリーフなどに他のアンコール遺跡群とも共通する様式美をたたえています。プノンペン市内観光後に足を伸ばすのにぴったりのスポットです。

寄り道しながらトレッキング気分で頂上へ

遺跡近くには、安らかな顔で眠る巨大な涅槃仏の姿が。 遺跡近くには、安らかな顔で眠る巨大な涅槃仏の姿が。

首都プノンペンの市街地からプノンチソールまでは、車やトゥクトゥクで国道2号線を南下すること約1時間30分〜2時間ほどの距離。午前中に始動すれば、日帰りで十分楽しめる観光地といえるでしょう。遺跡が位置するのは、標高約140mの丘の上。北西、南西のいずれかのルートから、約400段の階段を登っていく必要があります。遺跡にたどり着くまでの階段や通路には、小さな祠堂や、堂々と横たわる涅槃仏、かつて王が沐浴したとされる池なども。これらをゆっくりと鑑賞・参拝しながらクライマックスの遺跡へと向かっていきましょう。

壁に閉ざされた迷宮へようこそ

民家の庭のようなこぢんまりとした敷地内に無造作に佇む祠堂や破風の一部など。 子供達の冒険心もくすぐられるよう。 民家の庭のようなこぢんまりとした敷地内に無造作に佇む祠堂や破風の一部など。 子供達の冒険心もくすぐられるよう。

丘の上に現れる小さな遺跡は、外から見ると四方を壁に囲われた箱庭のよう。中に足を踏み入れてみると、草の生えた敷地に伽藍が平面状に広がっています。建物がひしめきあう空間の中を歩いていくと、迷路に入り込んだような感覚に。祠堂内で僧侶に祈祷を受ける参拝客の姿が見られる一方、かくれんぼのような遊びをする子供達の姿もみられます。砂岩、レンガ、ラテライトといった材質で造られた寺院の破風やまぐさ石に刻まれているのは、ヒンドゥー教の神々。何気なく放置された石にも彫刻が隠されているため、隅々まで目を向けてみましょう。

暗がりの先には目の覚めるような緑一色の世界

寺院正面の眼下に広がるのは、まっすぐ伸びる参道を挟んだ眩しいほどの田園風景。 寺院正面の眼下に広がるのは、まっすぐ伸びる参道を挟んだ眩しいほどの田園風景。

西側の塔門から入って遺跡内をぐるりと見終わったら、寺院の東正面へ。すると、柱の陰から思わず息を呑む美しさの眺望が。辺りは一面田園風景。一直線に続く参道の先には、寺院へと続く2つの門と人工池バライも見えます。プノンチソールを建造したスールヤヴァルマン一世は、シェムリアップにあるアンコール遺跡群のうち、王宮の楼門や周壁内寺院であるピミアナカスなどを建造した王。領土拡大・治水にも精力的で、大貯水池西バライを築いた人物でもあります。プノンチソール周辺の整然とした風景を見渡しながら、アンコール王朝や当時の王の勢いを感じてみませんか。

スポット情報

小さな開口部の先に広がるのはどんな世界?ミステリアスな雰囲気に包まれた遺跡外観。 小さな開口部の先に広がるのはどんな世界?ミステリアスな雰囲気に包まれた遺跡外観。

■プノンチソール
車またはトゥクトゥクでプノンペンから国道2号線を南下すること約60Km。所要約1時間30分〜2時間
開園時間:毎日7:30〜17:00
入場料:2USドル
<2020年7月時点>

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/08/08)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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