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海外現地発ガイド通信

コロナ後の楽しい旅を模索する


掲載日:2020/08/25 テーマ:エアライン・空港

タグ: ためになる ひとり旅 新しい


渡航可能な国はあっても帰国後隔離される

観光国のトルコなどはいち早く外国人旅行者を受け入れたが… 観光国のトルコなどはいち早く外国人旅行者を受け入れたが…

現時点では6月14日にトルコが外国人観光客受け入れを再開するなど、徐々に海外旅行が再開されつつあるが、日本側が全世界を危険地域としているため、仮にトルコ旅行を終えて無事帰国したとしても、帰国後14日間隔離になってしまうので、実質的には日本人は現在海外旅行ができない。
 これは韓国や台湾だとしても同じ扱いになる。今後、安全度の高い国から、帰国後の隔離は解消されていくと思うが、日本は島国のため、水際作戦は有効で「外からの感染者を食い止めれば国内は安全」という意識が高いため、この処置は長引くことも予想される。外から感染者が入った場合、国内での感染防止のための努力が水の泡になってしまうので水際作戦は有効であるが、海外旅行需要回復は遅らせてしまうであろう。

機内では安全基準強化でサービスは低下

航空各社は航空機の安全性を強調する必要もあるだろう 航空各社は航空機の安全性を強調する必要もあるだろう

運休していた国際線航空便が徐々にではあるが再開をはじめている。しかし、コロナ以前に戻るにはまだまだ時間がかかりそうである。
 航空各社は機内でのマスク着用を義務化しているほか、機内食提供の中止や簡素化、酒類提供の中止などが広がっている。サービスの簡素化は、客室乗務員と乗客の接触を極力減らすという目的があるが、こうしたサービスの簡素化で、乗客がマスクをはずす機会を減らそうという意図もあるようだ。さらには、酒類提供の廃止によって、トイレへ立つ乗客をも減らそうという意図もあるようで、航空各社は安全確保に必死になっているというのを感じる。
しかし、乗客の行動を制限すればするほど「航空機は危険なんだ」というイメージになってしまうので、むしろ「機内の空気は短時間で入れ代わっている」など、安全性を強調したほうが得策と思える面もある。
 脱水症予防や脳卒中防止などの観点からはこまめな水分補給、エコノミークラス症候群防止の観点からは適度な運動も必要で、航空各社は、安全確保とともに、快適な空の旅を提供することにも努力を払わねばならないであろう。

なるべく直行便を利用する傾向になる?

現地の国内移動は鉄道を利用してみるいい機会かも 現地の国内移動は鉄道を利用してみるいい機会かも

コロナ終息後は、利用者も交通機関利用にあたっていろいろ考えねばならないことが多いだろう。上記のように、航空旅行にいろいろ制約があるのなら、航空機利用は移動手段と割り切り、必要最小限にとどめたいという傾向になるかもしれない。目的地へ向けて、なるべく直行便を利用したいという傾向が強まるのではないだろうか。さらに、コロナ終息後の各国入国条件も足並みが揃っていないので、目的国の入国は大丈夫でも、経由国の入国条件を満たさないという場合もあるだろう。乗り継ぎ便がしばらくは敬遠される可能性はあるだろう。
 空路と陸路など、他の交通機関の選択肢がある場合、空路を敬遠するケースが増える可能性もある。たとえばヨーロッパ内などは、従来空路のほうが速い、LCC利用では空路のほうが安い、といった理由で空路を選択していたとすれば、利用者が空路から鉄道などへシフトする可能性もあるだろう。日本でもそうだが、空路と新幹線などを比較すると、鉄道は空路ほど厳しい利用条件になっておらず、通勤電車でもない限り、航空機ほどの密でもないのは事実である。

運賃値上げも致し方ないか

隣を空席にするというのもきやすめでしかない 隣を空席にするというのもきやすめでしかない

航空各社は密を避けるため、機体の定員を少なくして運航している。ボーイング777やエアバスA350では横3-3-3の座席配置であるが、中央席を空席とし、2-2-2と、9人乗れるところに6人しか乗せていない。満席だとしても搭乗率は67%になってしまう。
 単純計算ではあるが、搭乗者が3分の2で、従来と同じ収益率にするためには運賃を1.5倍にする必要があり、今後、現在のような状況が続けば、航空運賃相場が上昇していく可能性が高い。
 しかし、座席を1席開けたからといっても、一般的にいうソーシャル・ディスタンスが確保されているわけではなく、「きやすめ」程度ではある。また、LCCは座席を狭くして機体の定員を増やして運賃を安くするというビジネスモデルであるが、だからといってLCCが危険ということにはならず、大手航空会社とて、あるいはファーストクラスに乗ったところで、人と人との間隔は、安全といわれる2メートル以上は離れていない。
 将来的には、感染の有無を短時間に検査できる体制を整え、感染していないことを確認の上で搭乗させるなどのシステムとし、そのうえで機体定員まで乗せられるように戻すなどの処置が必要なのかもしれない。

人との接触なしでも楽しめる旅を模索するか

人口密度の低い国で自然に溶け込むような旅なら今でも楽しめそう 人口密度の低い国で自然に溶け込むような旅なら今でも楽しめそう

新型コロナによる感染症が厄介なのは目に見えないという部分であろう。人と人との接触を減らすのは、誰が感染しているか分からないというのが前提の話である。しかし、このようなことに注意を払いながらの旅行では楽しみも半減である。
 そもそも海外旅行は、美しい景色や、美味しいものを食べればそれで満足というものではないだろう。一番印象深いのは旅先で出会ったさまざまな人とのコミュニケーションではないだろうか。しかし、それが今はできないのである。
 我慢の期間ではあろうが、人とのコミュニケーションがなくても楽しめるような旅行をしばらくは模索するしかないようである。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/08/25)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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