- ジャンペル亜由美
- ハワイ(ホノルル)在住。東京で10年以上広報を勤めた後、2019年に米国人の夫と共にハワイへ移住。ハワイの大自然を楽しめるアクティビティ情報や、ローカルの人にも愛されているレストラン・カフェ情報などを中心にお届けします。
出発エリアをに変更しました。
店内席とテラス席が用意されている
新型コロナウイルスはハワイにも大きな影響を与えており、ハワイの状況も刻一刻と変化しております。そんな中であってもホノルル市内では新しいレストランがオープンし、早速、地元の方の間で人気になっています。今回ご紹介するのは、今年8月にカカアコ地区にオープンし、まるで1930年〜40年代にタイムスリップしたかのような気分に浸れる店内装飾が特徴の東南アジア料理レストラン「1938 INDOCHINE」。
当時の東南アジアの雰囲気を装飾品で醸し出している店内
このレストランのオーナーは、ホノルルにある創作寿司レストラン「Doraku Sushi」やコールドプレスジュースやビーガン料理が揃うカフェ「Bluetree」などを運営するケビン・アオキ氏です。レストラン名の「1938 INDOCHINE」から想像できる通り、レストランはフランスの領土であったベトナム、カンボジア、ラオスのインドシナ半島の影響を色濃く受けており、それは店内の装飾にも現れています。装飾はオーナー自らが選び、その中には東南アジアの旅先から持ち帰ったものものあるそうで、そんなこだわりが詰まった店内の装飾は一見の価値ありです。
辛さが足りない場合はお好みで付け合わせの調味料を足すことができる
料理は東南アジアのストリートフードを、ラオス、ベトナム、タイ出身のシェフがモダンにアレンジし提供しています。私が訪れた時はグランドオープニング前のタイミングで、10種の料理を少量ずつ楽しめるテイスティングコースが用意されていましたので、こちらを試してみることにしました。印象に残った料理は「Traditional Ech Chien Bo」。これはベトナム料理でカエルの唐揚げです。スタッフの方に料理の内容を聞いた時、一瞬ひるみましたが、食べてみますと唐揚げは鶏胸肉のように淡白であり癖がありませんでした。そしてガーリックバターとチリが絶妙に唐揚げに絡んでおり、次々と食べたくなる美味しさでした。
ブラックペッパーが味の決め手
そしてもう一つは「Exotic Egg Drop Soup with Siitake Mashroom」です。中華料理の卵スープのようなとろみのあるスープなのですが、椎茸とその他の種類のきのこがふんだんに入っており、ブラックペッパーがしっかりと効いていました。この日一番のお気に入りでした。
スパイシーなフードと後味すっきりのお酒は良い組み合わせ
料理の他にアオキ氏が手掛けるオリジナルの日本酒もオススメです。新潟県の酒蔵で造られた純米吟醸はフルーティながらも後味はすっきりとしたお酒です。東南アジアの料理に合わせて、オーナーのこだわりが詰まっている日本酒を試してみるのはいかがでしょうか。
住所:602 Ala Moana Blvd Honolulu, HI 96813
HP:https://1938indochine.com/
*9月現在はテイクアウトのみ可。最新情報はお店のHPまたはSNSにてご確認ください。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/11/01)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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