日本より一足早い紅葉が訪れる、カナダのケベック州

カナダの東部、ケベック州では9月中旬くらいから、日本より一足早く紅葉が訪れます。最大の見どころは、オンタリオ湖畔のナイアガラの滝周辺からケベックまでの800キロにもわたるメープル街道です。途中に大都市トロント、落ち着いた首都オタワ、北米のパリと称されるモントリオール、そしてヨーロッパの都市を思わせる世界遺産のケベックと、大自然と町の魅力も味わえます。高速道路ではなく、ゆっくりと一般道を、小さな町も一緒に巡りつつ、旅をしてみたいものですね。まずはナイアガラの瀑布がその自然の威容で迎えてくれます。晩秋を迎えつつあるカナダは、その澄んだ空気の清々しさに驚かれることでしょう。パキッと乾いた冷えた空気感が、日本との違いを感じさせてくれます。トロントから車を東に向かって走らせていくと、徐々に紅葉が深まってきます。

海外の山が美しい季節〜カナダのメープル街道を行く 海外の山が美しい季節〜カナダのメープル街道を行く

極上のホテルを選んでみよう!

メープル街道で最大の紅葉の見所は、ローレンシャン高原でしょう。オタワからならモンテベロで北上します。そしてこのモンテベロには、とっておきのホテルがあるのです。「フェアモント・シャトー・モンテベロ」。オタワ川河畔に建つこのホテルは、世界最大級のログハウスで出来ているのです。杉のログがぬくもりのある雰囲気を醸し出し、石造りの巨大な暖炉がこうこうと火をともします。温水プールもログで出来ているなんて、徹底しています。こちらで泊まってもいいですし、ローレンシャン高原の紅葉を堪能した後、まさに紅葉のただ中にあるサン・サバール・デ・モンのオーベルジュ(宿泊施設付きレストラン)に泊まってもいいかもしれません。ケベック州はグルメで有名なところです。使う言語もフランス語圏となっています。とくにこの時季は、脂の乗ったサーモンや野趣あふれるジビエ(狩猟肉)などが供されるのです。

ローレンシャン高原の紅葉は、世界中の人を虜にしている

さてローレンシャン高原では、標高960メートルのトレンブラン山まで進みます。ここには冬の間スキー場で使うゴンドラが、紅葉見物客用に稼働しています。ケベックの紅葉がどれほど素晴らしいものなのか。メイプル(かえで)の葉など、日本より一葉一葉が大ぶりな葉で形成されているので、日本の紅葉のような繊細さ、そこはかとなさはありません。黄色が多く、その中に紅色が混じっています。それはもう、地上のすべてを覆うような威容であると同時に、自分の体の中までも、紅葉に染まったかのような錯覚を覚えるほどのダイナミックさです。まさしく紅葉に浸ってみるのです。そうしてモントリオールからケベックまで行き、ケベックでは町の紅葉を楽しみましょう。冬がそこまで来ていることを、鼻先の冷たさで感じます。世界中から観光客が集まってきています。10月中旬くらいまでが見ごろですが、毎年若干変わりますので、ご注意を。