- 西澤律子
- バンクーバー在住フォトグラファー・ライター。1枚の写真が放つ世界の大きさと、母国語である日本語の魅力をバンクーバーで再発見。ライフスタイル・食・旅・教育・留学など、さまざまな角度からバンクーバーの魅力を発信中。
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プレゼントした「力」Tシャツを着て料理をするホストファザー
ホテルにステイする旅もいいけれど、カナダに来たら、ぜひおすすめしたいのがホームステイ。ゲストというより家族の一員として一緒にカナディアンと生活していると、「本当にカナダに来たんだな〜!」という気持ちがひしひしと湧いてきます。特に彼らの生活のゆっくりとしたペースに最初は驚くのですが、「ああ、これが本当に人の暮らしというものだなあ」と思い至ったりします。私自身、誰も知る人のいなかったバンクーバーに来て最初にステイしたファミリーとは、今でも連絡をとりあったりするほどの仲良しになりました。
ホストファザーの手作りのラズベリーケーキは最高の味!
一緒にスーパーに買い物に行き、一緒に料理を作っては、ゆっくりと食べながらおしゃべりして。英語のブラッシュアップにもとても役に立ちました。私がステイしたファミリーはこどものいない夫婦だったのですが、ふたりとも料理好きで、私が帰る前日のパーティではホストファザーがケーキを作ってくれて感激。ホストマザーもパンも手作りするくらいの料理好きで、毎日の食事が楽しみでした。お礼に私も天ぷらやお好み焼きを作ったり。まさに生きた文化交流です。
ホストマザー手作りのパンもなつかしい味
また、カナディアンはパーティ好きなので、ステイ中も時折パーティが開かれ、いろんな人達と出逢います。これもまたホームステイの楽しさのひとつ。ふつうの旅行だったら、地元の人々と知り合って交流して、というチャンスはなかなかありませんものね。「英語が苦手だから……」という心配もあるかと思いますが、同じ人間同士、意外と通じるものです。普通の物見遊山の旅行とはひと味違ったものをと思う人にはおすすめです。期間もさまざまで、短期間なら数日や1、2週間くらいからもあります。
近所の人がルバーブのパイを持ってパーティにやって来たり
私の友達の中にも日本に帰ったあともずっと連絡をとりあっている人達もいます。クリスマスカードを毎年交換し合ったり……。どこかの国に愛しい家族がいるっていうのも素敵なことですよね。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/01)
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