バンクーバーのベジタリアンレストランの先駆け

「人にも地球にも優しいバンクーバーのヘルスストア前編」からの続きです。店舗横に併設されたベジタリアンレストランは、いつも地元の顧客でにぎわっています。1980年にこのレストランを開店した当時、バンクーバーにはあまりベジタリアンレストランがありませんでした。インド出身のオーナーは、「肉には触れない」という宗教的なバックグラウンドを持つことからこのベジタリアンレストランを始めたそうです。しかしこのコンセプトはスピリチュアルな理由だけでなく、環境や健康の側面からも理に適ったものとして地元の人々に支持されるようになっていきました。今ではバンクーバー内に数多くのベジタリアンレストランがありますが、このお店はいわばその先駆けです。

レストランと店舗はどちらからも行き来できます レストランと店舗はどちらからも行き来できます

メニューはすべて厳格なベジタリアン

カウンターのショーケースにはさまざまなお料理が並べられ、実際に目で確認できるので選びやすくなっています。シェフが北インド出身であることから、メニューは北インド料理の影響が色濃く感じられます。ヒンドゥーのベジタリアンといえば蜂蜜やミルクはOKなのが普通ですが、このお店では顧客の要望により、ミルクやチーズもほぼ不使用。メニューにD(乳製品)やH(蜂蜜)の表示がない限り、すべてヴィーガン(動物性食品を含まない)です。スムージーなどにもヘンプミルクやカシューミルクが使われており、牛乳が苦手な人にも安心ですよ。

家庭的な味わいで心も体も満たされる

この日私がオーダーしたのは、ミックスベジタブルのサブジとチャパティです。カリフラワーやトマト、ナスなどごろごろ入った野菜にほどよくスパイスが効いています。メニューは種類豊富。カレーやバーガーからスープ、サンドイッチ、パコラまであって迷ってしまうほど。また、すべての料理は店内で手作りされています。カレーペースト一つとっても、出来合いのものは使わず、一から作るこだわりぶり。素朴で滋味に富み、丁寧に作られた家庭料理を思わせます。ここの一番人気は、インドの代表的な軽食の一つ、サモサだそう。テイクアウトして、公園でのピクニックにもいいですね。

美味しくてヘルシーなヴィーガン・スイーツを試してみて

他にも見逃せないのが、店内で手作りされているスイーツの数々です。こちらもほぼすべてヴィーガンだそうですよ。砂糖なしのドライフルーツや生のナッツなど、自然の素材を生かして作られたケーキ類は、ほっとする優しい甘み。カナダのスイーツを代表するナナイモバーも、ここのものはとってもヘルシーです。カナダのケーキは通常どれもどっさり砂糖やバターが使われているものが多いのですが、ブラウニーやパイなど定番スイーツもここなら罪悪感なしで楽しめますよ。

店舗情報

というわけで、ベジタリアンにもそうでない人にもおすすめのヘルスフード&レストランです。コマーシャルドライブまで足をのばしたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

Sweet Cherubim
住所:1105 Commercial Dr. Vancouver
Tel:604-253-0969