名前に藤が付いているけれど、藤の仲間ではない?

春の花が見られる海外のスポットを紹介してきた「海外へ旬の花を見に行こう!」シリーズ。今回はカナダのバンクーバーとその近郊の、春の花スポットを紹介します。カナダの西海岸の都市バンクーバーまでは、東京からなら直行便で8時間半から9時間です。ここでまず紹介するのは、市内にあるバンデューセン植物園のキバナフジです。英語では「ラバーナム」、または「ゴールデンチェーン」と呼ばれるキバナフジ(キングサリ[金鎖]とも)はマメ科の樹木で、5〜7メートルの高さについた葉の脇から垂れ下がった枝に、小さな黄色い房状の花を密集してつけて咲きます。その見た目が藤の花のように見えることから、「キバナフジ」と名がついたのですが、マメ科の植物です。もともとはヨーロッパ原産の植物で、寒さに強く、向こうでは街路樹として植えられることもあるようです。

まるで黄色い花のシャワー!

バンデューセン植物園で、このキバナフジが見頃になるのは、初夏の雰囲気も漂う5月中旬から6月上旬ですが、年によっては4月下旬から花が咲き始めることもあります。このキバナフジが鬱蒼とした小道を作っているのが、「ラバーナムウォーク」です。びっしりと花をつけたキバナフジが覆う道は、歩けば2分ほどですが、その密集度は素晴らしく、花の良い香りもしてきます。同時期に咲く花として、紫の花をつけるアリウムという植物があります。他にもこの時期は、ツツジや藤など様々な花が見られますよ。

一年中楽しめるバンデューセン植物園

1975年にオープンしたバンデューセン植物園の面積は22ヘクタール。東京ドーム約5個分の広さがあります。行き方はダウンタウンから17系統の「オークストリート」行きバスで、20分ほど。植物園は春のキバナフジが有名ですが年中無休で、一年中楽しめるようになっています。キバナフジより早い4月には、チューリップ、シャクナゲ、ポピー、ハナミズキなどが咲きます。また、クリスマスのイルミネーションでも有名な場所ですよ。これは12月から年明けの1月1週目ぐらいまで開かれ、バンクーバーの冬の風物詩にもなっています。(後編に続く)
●バンデューセン植物園 vandusengarden.org/