- 内田よしえ
- アメリカ・ボストン在住。2006年から夫の都合でマサチューセッツ州ボストンにて生活することに。突然の海外生活だが、「何とかなるさ」と肩の力を抜いて日々過ごしている。レストランめぐりや街の散策が大好き。好奇心旺盛なので気になる所があれば一人でもフラリと出かけてしまうことも。「でも寒さに弱いので、冬は飼い猫と共に家で丸くなっています」
出発エリアをに変更しました。
金色に輝くドームが目印の、マサチューセッツ州議事堂
ボストンの街にキラリと金色に光るドームがあります。そんなひときわ目立つ建物はいったい何なのか?というと、実はこれマサチューセッツ州の州議事堂なんです。このドームの下では日々、現役の州議員や知事達が働いています。
しかし、建設当初(1798年)からこのように金色に輝くドームだったわけではなく、度重なる修復を経て1874年に金箔が貼られ、現在の色になったのだそう。そして今ではボストンのランドマークの一つともなっています。
建物を正面に見て左側の奥には、ここでマサチューセッツ州上院議員として働いていた第35代大統領のジョン・F・ケネディ像が
州議事堂はボストン観光定番のフリーダムトレイルの一つでもある為、建物の写真を撮っていく人をよく見かけますが、建物内を見学する人はあまり多くない様子。正面の門や玄関がいつも閉じられたままなので、中を見る事は出来ないと思ってしまう人が多いのかも??建物を正面に見て右側に入口があるので、平日だったらそこから中に入ることができますよ!
見学できる場所は限られているので、まずは2階のインフォメーションデスクへ行って(セキュリティゲート通過後、左に進みエレベーターで2階へ)地図をもらって下さいね。
マホガニーが美しい下院議員会議室。この会議室の2階バルコニーには「聖なるタラ」と呼ばれる木製のタラがぶら下げられているので、見上げてみて下さいね
建物内見学はインフォメーションデスクがあるドリック・ホールから始まり、南北戦争やベトナム戦争などで掲げられたという貴重な戦旗を収蔵したホールや、マサチューセッツ州内の市や町の旗・351枚が掲げられたホールなどを見学したり、マサチューセッツ州内で起きた歴史的出来事を描いた壁画を見る事ができたり。そして上院議員会議室や下院議員会議室も見る事が出来、なんと会議がある日は普段入れないバルコニー席から会議の進行を見学することもできちゃうのです!何について話合われたのか、そしてどんな可決が出たのか、いち早くわかってしまうかも!?
351枚もの州内の市や町の旗が掲げられているグレート・ホール
見学は、地図を片手に個人で自由に見て回るのも、もちろんOK!英語でのみの説明となってしまいますが、約30分〜45分程度のボランティアによるツアーもあるので参加してみるのも面白いかもしれません。建物についてや歴史、各部屋の説明、飾られている芸術品などについての詳しい説明をしてくれますよ!
金色のドームの真下にあたる部屋は上院議員の会議室。ワシントン大統領やリンカーン大統領の像が飾られています
■マサチューセッツ州議事堂(State House)
アクセス:電車レッドライン、グリーンラインのPark Street駅より徒歩約1分
電話番号:1-617-727-3676
URL:www.sec.state.ma.us/trs/(英語)
開館時間:月〜金 10:00〜16:00
休館日:土日、祝日
見学料金:無料
インフォメーションデスク:2階 Doric Hall
その他:ボランティアによる無料ガイドツアーあり(英語)。ツアー所有時間は30分〜45分。最終ツアーは15:30に出発。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/17)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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